このアーカイブが目指すこと
全国各地には、過去の巨大地震や津波、水害などの記録と教訓を伝える石碑が数多く残されています。これらの石碑は、地域が災害とどう向き合ってきたかを示す貴重な歴史資料であり、防災を考えるうえでも重要な意味を持っています。
一方で、古くから屋外に置かれてきた石碑の多くは、風化や浸食によって傷みが進み、文字の判読が難しくなりつつあります。所有者や管理者が不明なものもあり、保存そのものが難しい事例も少なくありません。
そこで本アーカイブでは、複数の写真から三次元形状を復元する技術を活用し、石碑そのものの形状、表面の凹凸、刻まれた文字、関連する位置情報や解説をあわせて記録・公開しています。地域に残る災害の記憶を未来へ伝え、防災教育や歴史地震研究、地域史学習などに活用できる基盤づくりを進めています。