JAMSTEC KOCHI / DIGITAL ARCHIVE 自然災害伝承碑デジタルアーカイブ
Introduction

はじめに

自然災害伝承碑を3Dデジタル技術で記録し、地域に刻まれた災害の記憶と教訓を、将来へ伝えていくための取り組みを紹介します。

大槌町安渡地区の木碑
大槌町安渡地区にある東日本大震災後に建てられた木碑。地域の災害の記録を伝えていくため、一定期間ごとに更新されています。

このアーカイブが目指すこと

全国各地には、過去の巨大地震や津波、水害などの記録と教訓を伝える石碑が数多く残されています。これらの石碑は、地域が災害とどう向き合ってきたかを示す貴重な歴史資料であり、防災を考えるうえでも重要な意味を持っています。

一方で、古くから屋外に置かれてきた石碑の多くは、風化や浸食によって傷みが進み、文字の判読が難しくなりつつあります。所有者や管理者が不明なものもあり、保存そのものが難しい事例も少なくありません。

そこで本アーカイブでは、複数の写真から三次元形状を復元する技術を活用し、石碑そのものの形状、表面の凹凸、刻まれた文字、関連する位置情報や解説をあわせて記録・公開しています。地域に残る災害の記憶を未来へ伝え、防災教育や歴史地震研究、地域史学習などに活用できる基盤づくりを進めています。

記録を残す

石碑の形状や刻文を3Dモデルと写真で記録し、風化が進む資料の保存と継承に役立てます。

地域を知る

地震・津波・水害などの災害史を地域ごとにたどり、土地の履歴と防災上の特徴を理解する手がかりとします。

学びに生かす

学校教育や防災教育、地域学習の場で活用できるよう、わかりやすい形で情報を整理して公開しています。