QUELLEレポート

世界平和！編

2013/02/15

川口 慎介（海洋研究開発機構 海洋・極限環境生物圏領域）

【チャイムが鳴ったらいそいで集合！】
食事の時間になると船内放送でチャイムが鳴らされます。それも録音の使い回しではなく，毎回司厨さんが鉄琴を叩くライブ放送です。調査は海が荒れると中止されることがありますが，航海自体は出港以降，春夏秋冬いつでもノンストップです。船上生活を支えるべく三食を作り続ける司厨さんは，ナイフを片手に今日も飛び回り，世界の平和を支えています。ありがとう司厨さん。

カレー，出ました。ついにカレーライスが昼食に出ました。
この10日間「日本の味があわないよ(´・ω・｀)ショボーン(´д｀)ママン…」だったモーリシャス人も「うちのママンのカレーよりウマいぜ(｀・ω・´)シャキーン」となる美味でありました。世界の平和は守られました。ありがとうカレー。と思ったのも束の間，目に見えちゃうものなんていつかいつか消えてゆくわけで，世界中みんな血眼になってのカレー争奪戦が繰り広げられました。

そんなところへ，チョコ，届きました。チームのイケダさんに研究者のワタナベ・ミノ両名を加えた三名から，各部へチョコが届けられました。そんなものは興味が無いの，なんて言っているような連中も，インド洋上に無限に広がる星空よりもキラキラ輝くひとみは隠しきれませんでした。世界に再び平和が訪れました。ありがとうチョコ。愛の力で紛争の芽が摘まれ，世界の平和が維持されることを願ってやみません。同じ口で「海底資源！」とか言って世界に紛争の芽を植えているワタクシが言うのもおこがましい話ですが。。。


写真1：照れ笑いを浮かべるチームの皆さん


写真2：早く実験をはじめたくて無愛想な西澤首席