船内セミナー

2013/03/10

YK13-03首席研究者
中村 謙太郎(海洋研究開発機構 システム地球ラボ)

今日は、よこすかクルーとしんかい運航チームの皆さんに向けた船内セミナーが開かれました。
船内向けのセミナーは、航海によってあったりなかったりしますが、今回は天候に恵まれず調査ができない日が続いたこともあり、早々と開催される運びとなりました。

船による調査というのは、研究者だけがいくら意気込んで頑張ってもダメで、船のクルーや潜水船運航チームの皆さんと息を合わせて調査に挑むことが何よりも重要です。
そのためには、調査の目的をクルー&チームの方々と共有し、同じ目標に向かって一丸となってぶつかっていく必要があります。
船内セミナーは、クルー&チームの皆さんに調査の目的と魅力をアピールし、「よっしゃ、そんな面白い調査なら、ワシらもいっちょうやってやるか!」と思って頂くためのまたと無い機会です。
もちろん、つまらない発表をして「なんだ、そんなショボい研究するために、こんな遠くまで出張って来たんかい!?ハイッ!やめやめ!!」などと思われては逆効果なので、プレゼンには気合が入ります。
今回も、発表する研究者たちは工夫をこらしたプレゼンを用意し、皆の前で披露しました(写真)。

さて、はたしてセミナーは成功だったでしょうか?
本航海は、天候に恵まれていないために、これから行われる調査も厳しい場面が連続することが予想されます。
こんな時こそ、研究者・クルー・チームが一体となって目標に立ち向かう必要があります。
今日のセミナーの成否も、今後の調査の中で自ずとわかってくることでしょう。


写真:船内セミナーの様子