鬼界カルデラについて

鬼界カルデラは、鹿児島南方の東シナ海に位置する、東西20km、南北17kmに及ぶ大型の海底カルデラです。 7300年前に鬼界カルデラで発生した「鬼界アカホヤ噴火」は、完新世では世界最大規模かつ最新の大規模カルデラ噴火です。鬼界アカホヤ噴火では、火砕流によって九州南部が広く覆われるとともに、鬼界アカホヤテフラとして知られる火山灰が日本列島広域に降下しました。鬼界カルデラは、アカホヤ噴火以前にも、9万5000年前の鬼界葛原(とづらはら)噴火、14万年前の小アビ噴火と、アカホヤ噴火に匹敵する大規模カルデラ噴火を繰り返しています。また、薩摩硫黄島における活発な火山活動に代表されるように、現在でも鬼界カルデラのマグマ活動は継続しています。鬼界カルデラ活動履歴や地質および、JAMSTECが進めている鬼界カルデラの調査についての詳しい情報は「鬼界カルデラ総合調査」のウェブサイトをご参照ください。

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2023/3/31
論文がオンライン公開されました!
2023/3/17
ウェブサイトを公開しました