研究成果コラム

Evolution of magma supply system beneath a submarine lava dome after the 7.3-ka caldera-forming Kikai-Akahoya eruption

Journal of Volcanology and Geothermal Research 434 (2023) 107738

Morihisa Hamada, Takeshi Hanyu, Iona M. McIntosh, Maria Luisa G. Tejada, Qing Chang, Katsuya Kaneko, Jun-Ichi Kimura, Koji Kiyosugi, Takashi Miyazaki, Reina Nakaoka, Kimihiro Nishimura, Tomoki Sato, Nobukazu Seama, Keiko Suzuki-Kamata, Satoru Tanaka, Yoshiyuki Tatsumi, Kenta Ueki, Bogdan S. Vaglarov and Kenta Yoshida

https://doi.org/10.1016/j.jvolgeores.2022.107738

現在の鬼界海底カルデラには、巨大な(体積32km3,東京ドーム約3万個分)の溶岩ドームが成長していることが、海底調査により判明。地形的特徴から、鬼界アカホヤ噴火後に成長したと思われるが、その実態は長らく不明だった。


採取された流紋岩質試料の例


採取した試料の全岩化学組成



東側の小溶岩ドームの一部がカルデラ形成期(アカホヤ噴火の時期)の 噴出物の化学組成と一致することを例外として、海底から採取した試料のほとんどは、後カルデラ期(アカホヤ噴火以降の時期)の噴出物の化学組成と一致する。⇒溶岩ドームはアカホヤ噴火以降に噴出・成長