長崎県南島原市の要請を受け、「江戸っ子1号」で海底を調査
2023年9月、漁獲量の減少が続く海底の状況を確認したいという南島原市水産課からの要請を受け、「江戸っ子1号」による海底調査を実施しました。
南島原沖の有明海5カ所に「江戸っ子1号(HSG型とCOEDO型)」の観測点を設け、HSG型は4日間の連続観測、COEDO型は一昼夜の観測をし、地元の各漁協から協力をいただきながら設置・回収を行いました。
調査最終日には、市庁舎において漁業者、市担当職員を交えてビデオ映像の報告会を行い、海底状況と確認した生物種について意見交換を行いました。日々漁を行っている地元の漁業関係者からは初めて見た海底の映像に驚きの声が上がりました。
今回の漁業海域での海底調査によって、新たに搭載したカメラの観察性能の検証だけでなく、沿岸海域調査における江戸っ子1号の適切な運用を進める貴重なノウハウを獲得することができました。