気候変動リスク情報創生プログラムについて

 南北に長く、山地が多い日本列島では、地域によって気温、降水量、風雲などに大きな違いがみられます。また、大洋に囲まれていることから、夏から秋にかけては、たびたび台風に見舞われます。さらに近年は、局地的ともいえる集中豪雨、40℃に近い異常高温、民家をなぎ倒すほどの竜巻といった極端な気象現象が頻発しています。こうした異常な気象現象は、わたしたちの日常生活を脅かし、社会や経済に甚大な被害をもたらしています。
 「気候変動リスク情報創生プログラム」は、「21世紀気候変動予測革新プログラム」(2007~2011年度)の成果を継承し、あるシナリオを想定したときに、前述のような極端な気候変動により起きるであろう災害や被害などをリスクとして評価し、リスクマネジメントに役立つ情報を創出することを目的としたプログラムです。本プログラムは、2012年度に始まり、5年間の折り返し点を過ぎたところです。世界最高水準の研究開発を展開することで、日本国内においてだけでなく、東南アジアをはじめとする各国の気候変動リスクの予測にも役立つ情報を創出しています。

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