東北マリンサイエンス拠点形成事業「海洋生態系の調査研究」- TEAMS

プレスリリース
「東北マリンサイエンス拠点形成事業(海洋生態系の調査研究)」の
ウェブサイトの公開~東北沖の海洋生態系の復興へむけて情報発信~
2012.07.12プレスリリース
2012年7月12日
国立大学法人東北大学
国立大学法人東京大学大気海洋研究所
独立行政法人海洋研究開発機構
1. 概要
この度、東北大学(総長 里見 進)、東京大学大気海洋研究所(所長 新野 宏)及び独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)では、三機関で実施する「東北マリンサイエンス拠点形成事業(海洋生態系の調査研究)」(※1)の公式ウェブサイトを公開しました。
本事業は、東日本大震災で被害を受けた東北沖の海洋生態系を復興させるため、全国の大学や研究機関等による復興支援のためのネットワークとして「東北マリンサイ エンス拠点」を構築し、地元自治体や関係省庁等と連携しつつ、東北の復興を図るため東北沿岸域からその沖合海域における海洋生態系の調査研究を実施しています。
2. 公開内容
本ウェブサイトでは、本事業において地震・津波が東北沿岸域の海洋生態系に与えた影響と回復過程を科学的に明らかにし、漁業等の復興に貢献するために得られたデータや情報を被災地の地元自治体や漁業者に対して、生態系の変動や環境予測についての科学的情報をわかりやすい形で提供すると共に、効果的・効率的な漁業のあり方の基礎資料となることを目指します。また、本事業に関する調査・観測の計画を掲載するとともに、調査・観測の様子や研究の進捗状況・成果、及び本事業に関するイベントなどの情報も掲載致します。
現時点では、本事業や研究課題の紹介、また、これまでに実施されてきた委員会やシンポジウムなどの情報が閲覧可能です。

URL: http://www.i-teams.jp/

3. 今後の展望
今後、東日本大震災で被害を受けた東北沖の生態系の調査・観測データ、及びそれらの研究進捗や成果などの情報を収集・整理し、本サイトを介して継続的に公開していく予定です。
本事業は、海洋科学技術分野の研究者の力を結集し、対象海域の物理・化学的環境と生物動態について総合的に調査研究し、海洋生態系の変動メカニズムを解明することで、漁場の設定や資源量予測に資する科学的知見やデータを提供することを目指します。

※1:東北マリンサイエンス拠点形成事業「海洋生態系の調査研究」
文部科学省の海洋生態系研究開発拠点機能形成事業費補助金制度により、東北大学、東京大学大気海洋研究所、海洋研究開発機構が中心となって平成23年度より実施している事業です。

[お問い合わせ先]

東北大学 マリンサイエンス復興支援室 (木島明博・原 素之)
TEL:022-717-8827、022-717-8807
FAX:022-717-8828
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