2007年09月25日
独立行政法人海洋研究開発機構
海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の地球深部探査船「ちきゅう」は、統合国際深海掘削計画(IODP)※1による最初の研究航海となる「南海トラフ地震発生帯掘削計画」を実施するため、平成19年9月21日16時、和歌山県新宮市新宮港から紀伊半島沖(新宮市南東沖約80km)の熊野灘の掘削海域(図)に向けて出港し、翌9月22日午前1時に最初の掘削地点であるNT2-03に到着し、パイロット孔の掘削準備作業を開始しました。
9月21日〜11月16日 | 第1次研究航海(IODP Expedition 314) |
11月17日〜12月19日 | 第2次研究航海(IODP Expedition 315) |
12月20日〜平成20年2月5日 | 第3次研究航海(IODP Expedition 316) |
2月5日 | 新宮港入港 |
日・米を主導国とし、平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクト。現在、欧、中、韓の21ヶ国が参加。日本が建造・運航する地球深部探査船「ちきゅう」と、米国が運航する掘削船を主力掘削船とし、欧州が提供する特定任務掘削船を加えた複数の掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行う。