プレスリリース


プレスリリース

2009年9月25日
独立行政法人海洋研究開発機構

新宮港における地球深部探査船「ちきゅう」一般公開の開催について

独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の地球深部探査船「ちきゅう」は、紀伊半島沖熊野灘において、統合国際深海掘削計画(IODP)による「南海トラフ地震発生帯掘削計画」ステージ2を実施しており、10月10日頃に今年度の研究航海を終了し、和歌山県新宮市新宮港に寄港する予定です。

これに際し、下記のとおり地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開を開催しますのでお知らせいたします。

なお、当該一般公開は、新宮港供用開始30周年記念のイベントの一部として行われます。

1.日 時 平成21年10月17日(土)〜18日(日)9:30〜16:00(15:00受付終了)
2.場 所 新宮港佐野第3号岸壁(和歌山県新宮市佐野)
3.入場料 無料(事前登録不要)
4.主 催 独立行政法人海洋研究開発機構、新宮市、和歌山県
5.後 援 新宮港振興会
6.注意事項
(1) 悪天候等により中止あるいは時間を変更する場合があります。
(2) 小学生以下のお子様は必ず保護者が同伴してください。
(3) 当日は多くの見学者が予想されます。このため船内安全確保の観点から入船制限を行い、岸壁にてお待ちいただく場合がありますので予めご了承ください。
(4) 「ちきゅう」船内は階段、段差が多いため、車いすなど移動に介助が必要な方は、安全上の理由から船内の見学をご遠慮いただく場合がありますので、事前にご相談願います。
(5) 「ちきゅう」船内には網状の床などもありますので、スカートでの見学はお勧めいたしません。なお、船内は足元が悪いことから、サンダル等滑りやすい履物、並びにハイヒール等かかとの高い靴はご遠慮ください。
(6) 見学時間は約1時間です。船内のトイレは使用できませんので、事前にお済ませください。
(7) 船内への手荷物の持ち込みはできる限りご遠慮ください。安全保障上の理由により、ペットボトルや引火しやすい製品、鋭利な品物等を船内に持ち込むことは固くお断りいたします。場合により、乗船前に手荷物の中身を確認させていただくことがあります。
(8) 新型インフルエンザ対策のため、乗船前に検温させていただきます(非接触式体温計、所要時間は数秒程度)。また、咳、くしゃみ、熱などインフルエンザに該当する自覚症状がある方は入場をご遠慮ください。
(9) 上記のほか、岸壁及び船内では係員の指示に従ってご見学願います。見学順路以外の立ち入りは危険ですので固くお断りいたします。指示に従われない場合は、見学を中止して下船していただきます。

※統合国際深海掘削計画(IODP: Integrated Ocean Drilling Program)

日・米が主導国となり、平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクト。現在、欧州、中国、韓国、豪州、インド、NZの24ヶ国が参加。日本が建造・運航する地球深部探査船「ちきゅう」と、米国が運航する掘削船を主力掘削船とし、欧州が提供する特定任務掘削船を加えた複数の掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行う。

お問い合わせ先:

独立行政法人海洋研究開発機構
(一般公開について)
事業推進部 広報課長 田代 省三 電話:046-867-9070
(報道担当)
経営企画室 報道室長 中村 亘 電話:046-867-9193