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職員紹介

研究推進部 研究推進第1課

事務系

研究推進部 研究推進第1課

2012年 入社

北海道大学大学院 水産科学院 修了(修士)
研究内容:大学・大学院では、漁業資源としての魚類の生態に関する研究を行う

PROFILE

現在は、研究推進部研究推進第1課に所属。研究予算の管理、研究者が要望する物品の購入や管理の支援、研究活動に関する委員会の事務局や施設見学対応のセッティングなど、研究者が活動する際に必要な支援全般を担当しています。

CAREER STEP

  • 2012年
    事業推進部推進課へ配属
  • 2014年
    文部科学省科学技術・学術政策局 研究開発力強化推進室へ出向
  • 2015年
    JAMSTECへ帰任、経営企画部企画課へ配属
  • 2019年
    研究推進部研究推進第1課へ配属
  • 現在に至る

志望動機

子どもの頃から生き物好きでしたが、特に海の生物は未知の部分がたくさんあって面白いと感じ、大学は海洋に関係する学部に進学しました。卒業研究だけでは自分の力で研究をやり切った実感がなかったため修士へすすみましたが、研究活動を進めるうちに、私はある一つの分野を深く極めるのではなく、広くいろいろな分野を知りたいタイプだと自覚しました。でも科学技術について興味があることは一貫していいて、科学技術が発展するには、その成果が私たちにもたらされるにはどうしたらいいのだろう?そのためには自分には何ができるだろう?と考え、研究者・技術者をサポートすること、いろいろな人に科学技術のおもしろさや重要性を伝えていくことだと考えました。
そこで、科学技術系の独立行政法人、出版(教育・科学技術関連図書)、マスコミ(科学文化系の制作・記者や、博物館の企画展などを企画する事業部)を中心に就職活動をすることにしました。特に、学生時代の専攻に近い、海洋地球科学分野で世界をリードするJAMSTECでぜひ働きたいと思いました。

現在の仕事

現在の仕事は、研究者が活動していく上で必要な事務的業務を支援することです。支援内容は、単純な研究資材等の購入以外にも、居室の環境改善や労務関係の手続きサポートなど多岐にわたります。困りごとの相談やこのようなことをやりたいという希望を受け、関連部署との間で必要な手続きを調整します。初めてのケースにおいては、どのように解決・実現できるのか、適用できる類似例がないか過去の記録を洗い出したり、法令や機構内の規程と照らして問題がないか確認したりして進めていきます。会議やイベントなどの事務局では、事前の準備だけではなく当日の会場運営スタッフとしても活動します。
研究者の日常的な活動から大きなイベントまで、「こんなことがしたい」を実現するためのサポート業務ですから、まずは実現させるということを前提として、国立研究開発法人としてのルール内で最大限希望をかなえられるように努力していきます。

やりがい

JAMSTEC外部から研究予算を獲得する、外部資金の申請・管理業務を扱う部署に所属していた頃は、申請書類の書き方のチェックや過去に外部資金を多く獲得できた研究者に申請のコツをお話してもらう勉強会を開くなど、外部資金獲得件数アップの取り組みを行いました。その後申請件数・採択件数が増加したことは、少しでも研究活動の役に立ったとやりがいを感じた出来事でした。
文部科学省に出向した際には、独立行政法人制度改革として法案の調整や国の審議会の運営に携わりました。今JAMSTECが動いている仕組みを作る一端を担えたことは誇りに思いますし、国の政策や予算がどのように組み立てられていくかを体感できたのは大きな経験となりました。
現在の業務では、研究者の希望を実現できた時の喜びが大きいです。調整が難しい案件を工夫して通せたとき、またその案件で研究成果が出たときはとてもやりがいを感じます。研究者と一番話せる部署でもあるので、最新の研究成果を間近に見られることも楽しいですね。

  • 今後の夢

    私の夢は、JAMSTECの活動を日本中のみなさまに応援していただくことです。国立研究開発法人は国からの税金をもととした運営費交付金により運営されています。活発に活動するにはまずは予算が必要ですが、運営費交付金の額は近年減少傾向にあります。税金が財源である以上、国民の興味と理解・応援が政策を動かし、予算増の後押しとなってくれるはずです。JAMSTECの知名度は広く認知されているわけではありませんので、海洋地球科学の面白さや海洋地球科学へのJAMSTECの貢献を広く知っていただきたいと思います。そのためには、研究者がのびのびと活動しインパクトある成果が出せるよう、事務の面から支えていきます。
    子どもたちの将来の夢としてJAMSTECで働きたいと言っていただけるよう、子供からお年寄りまでJAMSTECの活動を面白いと思ってもらえるよう、アウトリーチ活動にも積極的に参加したいと考えています。

※インタビュー内容は2021年2月時点のものです。

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