海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、国際深海科学掘削計画(IODP)において、地球深部探査船「ちきゅう」を運用・提供するだけでなく、国内から参加する科学者への支援も行うなど、日本におけるIODPの総合推進機関としての役割を担っています。その推進事業の一環として、我が国発の掘削提案(プロポーザル)の継続的な提出・実効化を促すため、2011年度より国内の研究コミュニティに対してIODP掘削提案フィジビリティ研究課題の募集・委託を行ってきました。2019年の地球掘削科学推進委員会*1において、当該事業のプロポーザル創出効果等の課題や、近年のコミュニティからの新たな支援への要望などを踏まえ、IODP掘削提案フィジビリティ研究課題の委託に代わる新たな推進事業として、ワークショップ等支援事業の実施が提言されました。
これを受け、下記のとおり、IODP及びICDPに関するワークショップ等の参加又は開催にかかる一部費用の支援申請を受け付けます。
*1 地球掘削科学推進委員会:海洋研究開発機構に対し、IODP等の国内科学支援に関わる事項に関する検討及び報告・助言等を行う、外部有識者で構成された委員会
支援対象となるワークショップ等へ申請者が参加するための旅費の全部又は一部を支援
支援対象となるワークショップ等を申請者が自ら開催するための経費(会場費、備品費、登壇者旅費等)の一部を支援
地球掘削科学推進委員会において下記の審査基準に基づき審査し、採否及び採択額の決定を行います。
令和6年5月17日(金)
※今回の募集では、令和6年6月以降に開催されるワークショップ等を主な対象とします
採択後は、JAMSTECの規程に基づく所定の手続きが必要となります。
採択が認められても、必要な手続きを遂行できない場合、支援を取り消すことがあります。また、手続き完了よりも前に発注・支出された経費への本支援費による充当は認められません。
支援対象となるワークショップ等へ申請者が参加するための旅費の全部又は一部を支援します。
日本国内の大学・研究機関等に所属している研究者、学生等
所定の申請書様式に必要事項を記入の上、下記の添付書類を添えて、電子メールにて下記提出先に送付してください。(日本語・英語どちらも可)
申請額は1件あたり30万円を上限としますが、申請内容に応じた適正な見積もり金額での申請をお願いいたします。なお、申請額にかかわらず、採択された場合は、JAMSTECの旅費規程に従って計算された交通費・宿泊費及び日当が支給されます。
当該ワークショップ等の趣旨と、参加者の身分及びそれに対応するミッション(役割)とを勘案し、プロジェクトの実現・成果の創出に繋げることが十分期待できるかどうかを基準として審査し、採否及び採択額の決定を行います。
採択者には以下の責務が生じます。採択者の責務を果たしていないと判断された場合は、地球掘削科学推進委員会にて協議のうえ、以後の申請を受け付けない等の措置を取る場合があります。
支援対象となるワークショップ等を申請者が自ら開催するための経費の一部を支援します。
日本国内の大学・研究機関等に所属している研究者で、コンビーナ、LOC、主催者など、当該ワークショップ等の開催にある程度責任を持って関われる者(学生不可)
所定の申請書様式に必要事項を記入の上、下記の添付書類を添えて、電子メールにて下記提出先に送付してください。(日本語・英語どちらも可)
申請額は1件あたり100万円を上限としますが、申請内容に応じた適正な見積もり金額での申請をお願いいたします。なお、開催にかかる経費には、同等程度の自己資金の負担があることを前提とします。経費の全てを本支援費で賄うことは認められません。
当該ワークショップ等の趣旨がIODP/ICDP推進に繋がることが明確であるかどうか、計画の実現性が十分であるか、経費の使徒及び金額が妥当であるかを基準として審査し、採否及び採択額の決定を行います。
採択者には以下の責務が生じます。採択者の責務を果たしていないと判断された場合は、地球掘削科学推進委員会にて協議のうえ、以後の申請を受け付けない等の措置を取る場合があります。
〒237-0061 神奈川県横須賀市夏島町2-15
国立研究開発法人海洋研究開発機構 横須賀本部
研究プラットフォーム運用部門
掘削計画支援室
TEL:046-867-9957, FAX:046-867-9215
e-mail:iodp_ds(a)jamstec.go.jp
※メールでのご連絡の際は「(a)」を「@」に替えて送信ください。