プレスリリース


2012年 9月 6日
独立行政法人海洋研究開発機構

統合国際深海掘削計画(IODP)第337次研究航海
「下北八戸沖石炭層生命圏掘削」の進捗状況について(お知らせ)

独立行政法人海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」は、本年7月26日より八戸沖合で海底下炭素循環システムと地下生命活動の解明を目的とした、統合国際深海掘削計画(IODP)第337次研究航海「下北八戸沖石炭層生命圏掘削」を実施しておりますが、9月6日に海底下からの掘削深度2,111mを超え、海洋科学掘削の世界最深度記録を更新しましたので、お知らせ致します。

なお、引き続き、掘削を進め、9月下旬まで調査を継続する予定です。

参考:従来の海洋科学掘削の世界最深度記録

1993年に米国のジョイデスレゾリューション号が赤道太平洋エクアドル沖でライザーレス掘削により到達した、海底下2,111m(水深3,462.8m)。

図1

「ちきゅう」船上で研究用試料が入った機器を回収する様子(平成24年9月2日撮影)

お問い合わせ先:

独立行政法人海洋研究開発機構
(本内容について)
地球深部探査センター 企画調整室長 山田 康夫 TEL:045-778-5640
(報道担当)
経営企画部 報道室長 菊地 一成 TEL:046-867-9198