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nano tech 大賞 2026「GX賞」を受賞 — 圧力応答型プラスチック(バロプラスチック)の環境貢献性が評価 —

2026.02.18

生命理工学センターの出口 茂 センター長らの研究グループは、nano tech 2026(第25回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)において展示した圧力応答型プラスチック(バロプラスチック)に関する研究が高く評価され、nano tech 大賞 2026「GX(グリーントランスフォーメーション)賞」 を受賞しました。

選考委員会では、「圧力で溶融するプラスチックを深海環境下での発想に基づいて開発し、室温で加圧成型でき、かつオンデマンドで分解できるプラスチックとして地球環境の保全に資する点」が高く評価されました。加熱を必要としない成形・加工プロセスは、エネルギー消費およびCO2排出量の低減につながる技術として、GX(グリーントランスフォーメーション)分野における将来性が期待されています。

nano tech 2026 は、国内外から多数の研究者・企業関係者が来場する世界最大級のナノテクノロジー展示会であり、2026年は385団体が出展し、3日間で約4.5万人が来場しました。

本研究は、深海の高圧環境に着想を得た「深海インスパイアード化学」のコンセプトのもとで、科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(CREST)の支援を受けたプロジェクト「バロポリエステル:圧力による精密分解制御」(グラント番号:JPMJCR21L4)として進められています。JAMSTECは今後も、深海極限環境に着想を得た持続可能な材料・プロセス設計に貢献する研究開発を推進していきます。

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授賞式にて表彰を受ける出口 センター長(右)

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nano tech 2026におけるJAMSTECブースの様子