土佐中学校にて地震と地質についての出前授業を行いました(2019/10/2)

土佐中学校にて1年生約250人を対象に岩石物性研究グループの濱田 洋平研究員が出前授業を行いました。高知の地層の成り立ちや付加体※について実験を交えた授業を行いました。

2人の生徒さんにも参加してもらった実験では、大画面にその様子を映しだし他の生徒さんたちからも歓声があがるなど一体感のある内容となったほか、活発な質疑応答も行われました。

高知コア研究所では今回のように出前授業を通じて、地質学に興味を持つ若年層の育成を目指しており、今後は地学オリンピック等の国際コンペティションに挑戦する中高生の支援も計画中です。

※付加体
海洋プレートが陸側プレートの下に沈み込む際に海洋底堆積物が陸側に押しつけられ、くさび状に堆積物が厚くなっている場所。付加体が地質学的時間で徐々に正常することで大陸地殻が形成される。大規模な付加体が発生しているプレート沈み込み帯では巨大地震が発生しているケースが多い。
現在のとこと日本列島の多くの部分はこの付加体からなるといわれている。

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