ひらめき☆ときめきサイエンス「未来へつなぐ自然災害碑からのメッセージを3Dデジタル技術で読み解こう!」を開催しました(2024/11/17)

ひらめき☆ときめきサイエンス「未来へつなぐ自然災害碑からのメッセージを3Dデジタル技術で読み解こう!」のイベントを11月17日(日)に高知みらい科学館にて開催し、小学5年生から中学2年生までの15名にご参加いただきました(イベントの概要はこちら)。

午前中は、過去に高知市の比島山で被害をもたらした災害について江陽小学校区防災連合会の近森啓一先生から当時のお話を聞いた後、比島ライオンズヒルズ公園にある自然災害伝承碑「比島山災害慰霊碑」にて「ひかり拓本」の撮影の練習を行いました。続いて、田辺島(隼人神社)にある自然災害伝承碑「山﨑太郎顕彰碑」にて谷川亘主任研究員から石碑および二線堤(洪水で河川が氾濫したときに、氾濫水による被害を最小限にとどめるためにつくられる第二の堤防)についてクイズを交えながら学びました。その後、大津ふれあいセンターにある自然災害伝承碑「大津地区水害記録碑」を巡りました。大津地区水害記録碑では、黒潮町教育委員会の山本哲也委員から「拓本」の作り方について説明を受けたのち、実際に「拓本」「ひかり拓本」「フォトグラメトリ」の3つを体験いただきました。

午後からは高知みらい科学館に移動して、屋外で製作した「拓本」と「ひかり拓本」の両拓本を比較した後、パソコンを使ってデジカメの画像からミニチュアの作成のもととなる3Dデジタルモデルの作成を試みました。その後、石碑ハカセに認定されるための「最終試験」として未来に起こりうる南海トラフ地震の被害を想像し、それを後世に伝えるためのオリジナル石碑を考えていただきました。各班ともに素晴らしいアイデアを提案していただき、参加者全員が「石碑ハカセ」に認定されました。

ご参加いただいた皆様、そして関係者の皆様、誠にありがとうございました。

【ひかり拓本の完成図】(大津地区水害記録碑)



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