2025年7月13日(日)、土佐清水市の竜串ビジターセンター「うみのわ」にて、小学5年生から中学2年生までの5名を対象にイベントを開催しました。(イベントの概要はこちら)
本イベントは、科研費で行われている最先端の研究成果を、子どもたちが体験を通じて学ぶ取り組みです。今回は、南海地震や水害の記録が刻まれた石碑を対象に、3Dモデルやデジタル拓本といった技術を用い、自然災害について学ぶ内容としました。
午前は谷川亘主任研究員による講義の後、2チームに分かれて自然災害碑の現地観察を行いました。下川口の豪雨災害碑(旧下川口橋親柱)では、黒潮町教育委員会の山本哲也委員から拓本の作り方を学び、実際に作成も行いました。高さの計測やクイズを通じて災害について楽しく学んでもらいました。
さらに専修大学の鈴木比奈子助教の案内で、地形と標高差を体感するフィールドワークも行いました。三崎十字橋碑では、安政南海地震の記録をもとに「ひかり拓本」やフォトグラメトリ(3Dデジタル技術)を体験しました。
ご参加いただいた皆様、そして関係者の皆様、誠にありがとうございました。