高知・徳島の地震津波碑紹介サイト
3Dモデルのデータを利用して3Dプリンターによる立体造形物の複製を行った。
写真左:宇佐萩谷名号碑の1/9スケールの複製(石膏製)
写真右:種崎久保家墓碑の複製(プラスチック製)
3Dプリンターの材料を石膏を用いた場合、全体の形状と色合いは高い確度で再現でき、文字も大きな文字についてはしっかり読み取ることができる。ただし、小さい文字はつぶれて読めない。一方、プラスチック素材による3D複製は非常に安価であるが、単色しか選択できない。そのため、用途による使い分けが必要である。石碑の複製は、博物館での展示や防災教育等での活用が期待される。
Sketchfabは、自作の3Dモデルをウェブブラウザ上で閲覧・紹介出来るサイトである。本ホームページで紹介している3DモデルはSketchfabにアップロードしたモデルを埋め込んだものである。ウェブブラウザを通して3Dモデルの修正を行うことができる非常に優れたサイトである。なお、3DモデルはAgisoft Photoscanを用いて作成しているが、Photoscanとの親和性もよい。
注釈機能があり、3Dモデルについている数字をクリックすると、石碑に関連する注釈(書かれている文字やその意味)がポップアップされる仕組みになっている(※注釈をつけていないモデルもある。)。
画面右下の「Model Inspector」ボタンをクリックすると、画面左側に3Dモデルを変換する項目が現れる。「Matcap」ボタンを押すと、色情報が消えて凹凸情報が強調されるため地震津波碑の文字を明瞭化できる。
VRモード(画面右下)も備わっており、手持ちのスマートフォンに市販のgoogle cardbordなどのをつければ、臨場感あふれる3Dモデルを体感することができる。なお、専用のアプリが必要。
工事中