海域及び陸域の地層の中から過去の地震・津波の痕跡を検出して、その発生履歴を解明することを目的とします。具体的には、陸域では掘削調査などから津波堆積物や堆積環境の変化を認定し、その年代を決めることで津波浸水や地殻変動の履歴を解明します。海域では海底調査から地震・津波に伴う堆積層を認定し、その年代を決めることを行います。そして、これらのイベントの年代や拡がりから南海トラフ沿いにおける津波の履歴の解明を進めます。
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陸上における掘削調査の様子と津波堆積物と思われる砂層 (写真右側 ▌線部分) |
ピストンコアラーによる海底堆積物採取の様子と採取された タービダイト(写真右側 ▌線部分) |