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シミュレーション分野

南海トラフ沿いで発生する巨大地震が引き起こす、日本および周辺諸国にわたる広域地震・津波災害に備えた防災対策の高度化を目指し、地震・地殻変動等の観測データを用いた巨大地震発生予測を進めます。そして南海トラフから南西諸島海溝で発生する巨大地震の詳細な震源モデルを構築して、地震動、地殻変動、津波の予測シミュレーション研究を実施します。本研究の成果は、防災分野の地震・津波被害予測研究の入力データとして用いられます。また、防災・減災対策や復旧・復興計画の検討の条件として有効に活用されます。リスク評価や防災・災害情報発信として求められる解像度のハザード情報を、その不確実性を含めて適切に提供できるようにするために、他の二つの研究課題との連携を強く意識して研究を推進します。


体制図 データ活用予測研究 震源モデル構築・シナリオ研究

▲宝永地震の再来を想定した、日本および周辺諸国の広域津波シミュレーション
(地震発生から11時間後まで)