SIP海洋課題の軌跡

SIP第1期「次世代海洋資源調査技術」(2014~2018年度)では、水深2,000m以浅の海底熱水鉱床を主な対象とし、第2期「革新的深海資源調査技術」(2018年~2022年度)では、2,000m以深での深海資源調査技術、回収技術を世界に先駆けて確立・実証しました。

SIP2「革新的深海資源調査技術」5年間の成果
~日本の未来は海洋にある~

SIP第2期「革新的深海資源調査技術」の主な成果

レアアース概略資源量評価完了

  • 南鳥島レアアース地層の詳細な調査を実施し、概略資源量評価を完了しました。

自律型無人探査機(AUV)4機隊列制御試験成功

  • 異機種AUV4機隊列制御による海底地形データ取得に成功しました。
  • 深海資源の調査効率を向上させるための海域の調査ができる世界最先端調査システムの開発(AUV群制御技術、マルチユーザ音響通信機能搭載、長期広域海洋環境モニタリング)を実施しました。

地球深部探査船「ちきゅう」を用いた解泥、採泥システムの揚泥試験に成功

  • 深海に堆積するレアアース泥採鉱を可能にする技術を開発し、水深2,470mの地点における実海域試験を実施し、海底堆積物の揚泥に世界で初めて成功しました。
  • 我が国における海洋CCSの普及促進に貢献

南鳥島長期環境モニタリング完了・国際標準規格ISO4件発行

  • 南鳥島沖海域における長期環境ベースライン調査を完了しました。
  • 2022年8月の茨城沖での解泥・揚泥試験において、2021-2022年に発行されたISO規格を利用した環境モニタリング手法を、実際の採掘作業を想定して試験を実施しました。

SIP海洋課題リンク

SIP第1期 次世代海洋資源調査技術