開催報告
文部科学省委託事業「気候変動リスク情報創生プログラム」の第4回公開シンポジウムを下記のとおり開催しました。
「気候変動リスク情報創生プログラム」は、気候変動予測の信頼性を高めるとともに、気候変動リスクの特定や生起確率を評価する技術、気候変動リスクの影響を多角的に評価する技術に関する研究等を推進し、気候変動によって生じる多様なリスクのマネジメントに資する基盤的情報の創出を目的として研究開発を進めています。
今回のシンポジウムでは、「気候変動のリスクを知る~リスク情報の使われ方~」と題し、
『地球温暖化は異常気象のリスクを変えているのか?~温暖化の寄与を推定する~』、『このままだと全世界平均気温は何度上がるのか?:気候感度の話』、『ダウンスケーリング情報をユーザーへどう伝えるか?』、『広域陸面モデリングの最前線~気候変動下の渇水リスクの求め方~』という4つのトピックについてその研究内容と最新の知見をご紹介しました。
前半では地球温暖化が異常気象にどれぐらい影響しているのか?また温室効果ガス削減策(緩和策)の議論で基本となる気候変動予測情報の「気候感度」について何が分かっていて何が分かっていないのか?などについて取り上げ、後半では温暖化予測情報をどのようにしてユーザーへ伝えていけばよいのか?また温暖化に伴って渇水リスクはどのように変化するのか?などについて、これまでの研究を通じて得られた最新の知見を交えながらご紹介しました。
(プログラムページの講演タイトルをクリックするとその講演資料(一部要旨)がご覧になれます。)
参加者総数:346名
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