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超先鋭研究開発部門

超先鋭研究開発部門航海シンポジウム
(2023年度実施航海)開催案内

2023年1月20日
国立研究開発法人 海洋研究開発機構
超先鋭研究開発部門

2023年度に実施する航海を対象として、海洋研究開発機構外の研究者を含め広く意見交換と情報収集を行い、当該課題について補強や充実を図るために下記シンポジウムを開催します。

課題に関心をお持ちの方、航海もしくは航海後の研究にご協力いただける方は申込先までご連絡いただき、本シンポジウムにご参加頂ければ幸甚です。

1.対象課題

(1)

課題名: 相模湾・伊豆小笠原弧熱水域における深海サウンドスケープ調査 with最先端の研究現場の体験を通した新たな海洋研究開発支援者の獲得首席研究者
使用船舶: 深海潜水調査船支援母船「よこすか」
主要海域: 相模湾・明神海丘・東⻘ヶ島
航海日程(予定):2023年7月11日〜7月19日(9日間)
出入港地: JAMSTEC横須賀本部発着
課題提案者:高井 研
主な実施項目:
相模湾初島沖の低温熱水域および東青ヶ島海丘や明神海丘の深海熱水域での「しんかい6500」の潜航調査6日(3地点 × 2潜航=6作業日)を計画する。
それぞれの潜航調査では、ハイドロフォンの設置と回収、生物採取、海水や流体の採取、プッシュコアによる堆積物採取、チムニー様構造物や岩石の採取を行い、得られたデータや試料の船上分析および詳細な陸上研究に供する。

(2)

課題名: マリアナ海溝アウターライズ域と前弧域における蛇紋岩化反応に伴う熱水物質循環と生態系調査
使用船舶: 深海潜水調査船支援母船「よこすか」
主要海域: マリアナ海溝周辺
航海日程(予定):2023年7月23日〜8月16日(25日間)
出入港地: JAMSTEC横須賀本部発着
課題提案者:高井 研
主な実施項目:
世界で初めて発見されたアウターライズ熱水噴出域周辺での「しんかい6500」の潜航調査5-6日を実施する。また、これらの潜航調査はIODP掘削プロポーサルの事前調査も兼ねている。
また、2022年度に実施予定の特定航海で「かいめいROV+BMS」の作業可能水深を超えるため調査ができないマリアナ海溝前弧域コニカル海山の「しんかい6500」潜航調査2-3日を実施する。
それぞれの潜航調査では、プッシュコアによる堆積物採取、チムニー様構造物や岩石の採取、生物採取、海水や流体の採取、小型熱流量計を用いた熱流量測定を行い、得られた試料の船上分析および詳細な陸上研究に供する。
※KM23-05「マリアナ島弧熱水域およびマリアナ前弧蛇紋岩海山における特殊流体システムにおける多様な化学・生命プロセスの理解」(2023年2月28日~3月29日において実施予定)

2.シンポジウム開催日:

2023年2月16日(木)13:00 ~ 15:00(ウェブ開催)
※ただし、予定より早く終了する可能性があります。

3.参加申込締め切り:2023年2月10日(金)

4.申込先:

Google formよりお申し込みください。
https://forms.gle/M9T8SXKk7emnbnYo6

5.担当:超先鋭研究開発部門

宮崎淳一(miyazaki11(at)jamstec.go.jp),
渡部 裕美(hwatanabe(at)jamstec.go.jp)
研究推進第1課・新田洋一朗(nittay(at)jamstec.go.jp)

(at)を@に置き換えてください

以上