2026年1月21日
国立研究開発法人 海洋研究開発機構
超先鋭研究開発部門
2026年度に実施するYK27-03航海を対象として、海洋研究開発機構外の研究者を含め広く意見交換と情報収集を行い、当該課題について補強や充実を図るために下記シンポジウムを開催します。
課題に関心をお持ちの方、航海もしくは航海後の研究にご協力いただける方は申込先までご連絡いただき、本シンポジウムにご参加頂ければ幸甚です。
記
| 課題名 | 伊豆・小笠原沈み込み帯モワーム(MoWAME)総合調査のための事前広域探査 ―アウターライズ・海溝・前弧領域の熱水循環の分布と規模の解明ー |
|---|---|
| 使用船舶 | 深海潜水調査船支援母船「よこすか」・深海巡航探査機「うらしま8000」 |
| 主要海域 | 伊豆・小笠原海域(アウターライズ・海溝・前弧域) |
| 航海日程(予定) | 2027年2月10日(水)〜3月10日(水) 29日間 (出入港地:JAMSTEC横須賀本部) *航海日程については変更の可能性があります。 |
| 課題提案者 | 北田 数也 |
| 実施項目 | AUV「うらしま8000」による潜航調査(18日間) 「よこすか」による広域地球物理調査(「うらしま8000」の潜航がない夜間や整備日) |
| 目的 | 沈み込み帯モワーム(MoWAME)計画では、沈み込み帯における「海洋-地殻-マントルを貫く巨大な熱水循環」の存在を明らかにし、それに依存する海底・海底下生態系の学術的理解を深めることを目指している。本課題は、同計画における広域的な基盤研究の一つとして位置付けられ、伊豆・小笠原海溝のアウターライズ域、海溝域および前弧域を対象として、深海熱水域および蛇紋岩化流体湧水域の広域探査を実施する。これらの海域には、マリアナ海溝で先行的に発見されているような、比較的低温でマントルや深部地殻岩石を通過しながら海底へ還流する低温熱水の大規模循環が存在することが予想されるものの、その分布や規模に関する実態は十分に把握されていない。そこで、調査船「よこすか」による広域地球物理探査とAUV「うらしま8000」を用いた詳細な海底探査を組み合わせ、低温熱水噴出域の分布および規模を明らかにすることで、沈み込み帯における巨大熱水循環の実態把握を進める。得られる知見は、地震発生との関連性や島弧形成過程、水・二酸化炭素をはじめとする海洋物質循環の理解を進展させるとともに、未知の深海・海底下生態系や極限生命の探査に向けた重要な基盤情報となることが期待される。 |
以上