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開発技術

2025.09.17


微量粉体回収技術

高精度マイクロミルシステムで切削した極微量の粉末サンプルを専用の容器に効率よく改修する装置です。

この技術はさまざまな共同研究の中で活用され、多くの論文が発表されています。さらに、製品化されたことで、日本国内のみならず世界各国で広く利用されています。

販売実績

微量な粉末サンプルの回収にお困りではありませんか?

近年の分析機器の高精度化により、粉末サンプルの回収精度および回収速度の向上が課題となっています。
生物地球化学センターでは、極微量なサンプルを高精度に回収する独自技術を確立しました。この実用的な技術を応用し、マイクロサンプリングツール「吸収男児」の製品化に成功。現場での高い実用性とユーモアを兼ね備えた名称とともに販売しています。
詳しくは、こちら(Geomill326ホームページ)

1/1000mg のサンプル回収が可能

超小型フィルターと吸引チューブを備えた硬質ゴムの本体をバイアル甁に挿入してキャップをすることで、バイアル甁の底部に密閉空間を作り出します。そして真空ホンプをオンにして、粉末サンプルを回収します。

使い捨てマイクロチューブも対応可能なスマート構造

容器底部がテーパー状となっている各種のバイアル瓶が利用可能なため、サンプリング作業の自由度を確保しています。
特に微量試料の回収を目的とした現場では、マイクロチューブが多く採用されており、実用性・汎用性の両面で高い評価を得ています。

関連特許

坂井 三郎 「粉粒体回収装置」 特許第5009688号

関連リンク

お問い合わせ

海洋機能利用部門 生物地球化学センター 有機分子研究グループ
主任研究員 坂井 三郎  saburos_AT_jamstec.go.jp ( _AT_ を@に)