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開発技術

2025.03.10


超高感度同位体分析

生物地球科学センターには最高の設備と最高の技術が揃っています。

特に、従来の100分の1以下のサンプル量で高感度な測定が可能な「超高感度同位体分析」は、世界で最も微量の試料で有機物中の炭素、窒素、硫黄の安定同位体比を測定することができます。

研究実績

20年以上

共同研究件数

50件以上

論文数

100稿以上

世界トップの超微量分析

市販の安定同位体比質量分析計を改良し、従来の100分の1以下のサンプル量で炭素・窒素・硫黄安定同位体比の高感度な測定が可能になりました。

炭素=20nmol、窒素=6nmol、硫黄=5nmolで測定可能

直径0.5mmにも満たないごく小さな隕石試料でも、また動物プランクトン1匹でも、その中に含まれる炭素・窒素・硫黄安定同位体比の正確な測定が可能となります。

高感度で正確な測定を

微量用に改良された同位体比質量分析計でも測定すると、窒素(N2として分析)も炭素(CO2として分析)も非常に大きなピークになります。

改造用キット販売中

100分の1は難しいですが、従来の10分の1程度の高感度までは「改造用キット」の利用で可能になります。
詳しくは、こちら((有)光信理化学製作所)

関連特許

小川 奈々子, 大河内 直彦 「元素分析用前処理装置及び元素分析装置」 特許第5396245号

小川 奈々子, 大河内 直彦, 永田 俊 「元素分析用前処理装置」 特許第4967141号

関連リンク

微量試料の炭素・窒素安定同位体比測定可能な分析装置(JAMSTECシーズ集)

安定同位体比の精密測定を実現し食品産地や地球の歴史を読み解く(Blue Earth)

お問い合わせ

海洋機能利用部門 生物地球化学センター 生元素動態研究グループ
グループリーダー 小川 奈々子  nanaogawa_AT_jamstec.go.jp ( _AT_ を@に)