航海について(IODP3 Exp. 502E)
IODP3 Exp. 502E 研究航海の概要
IODP3 Exp. 502Eでは二つの掘削孔で長期孔内温度計測装置の回収と再設置を行います。
まず、1) Hole C0019Dのウェルヘッドに掘削パイプを接続し、パイプ内に回収ツールを通して装置を引き上げます。
続いて2) Hole C0019Qも同様に装置を船上に引き上げます。船上では装置に取り付けられたセンサーからデータをダウンロードし、バッテリーの交換等を行います。
その後、3) 再びHole C0019Dのウェルヘッドに掘削パイプを接続して装置を設置、4) Hole C0019Qにも同様に装置を設置します。
IODP3 Exp. 502E 掘削計画
航海について(IODP Exp. 405)
JTRACK 研究航海の概要
JTRACK 掘削計画
- 地点JTCT-01A とJTCT-02A の両方で掘削同時検層とコア試料の採取を実施し、さらにJTCT-01A では海底下の地中温度の詳細な深度プロファイルを捉えるため、長期孔内温度計測システムを設置します。
掘削同時検層では、さまざまなセンサーが取り付けられたツールを用いて、海底下を掘削しながら地質情報のデータを取得します。
コア試料の採取では、目標深度まで海底下の地層を9.5 mずつ円柱状に採取していきます。
長期孔内温度計測システムの設置では、(1) 水中カメラでモニターしながら海底面にウェルヘッドを設置して、(2) 目的深度まで掘削します。次に、(3) 長期孔内温度計測システムをドリルパイプに吊り下げてウェルヘッドから孔内に再接続し装置を設置、(4) 最後にドリルパイプと装置を切り離します。
JTRACK研究航海スケジュール
- フェーズ 1
- JTCT-01A 長期孔内計測装置設置
- 9/13 完了
- フェーズ 2-1
- JTCT-01A 掘削同時検層
- 9/22 完了
- フェーズ 2-2
- JTCT-02A 掘削同時検層
- 10/1 完了
- フェーズ 3-1
- JTCT-01A SD-RCBコアリング(プレート境界まで)
- 10/31 完了
- フェーズ 3-2
- JTCT-02A SD-RCBコアリング(プレート境界まで)
- 11/7 完了
- フェーズ 3-3
- JTCT-02A HPCSコアリング
- 11/11 完了
- フェーズ 3-4
- JTCT-01A HPCSコアリング
- 11/15 完了
- フェーズ 3-5
- JTCT-01A RCBコアリング(海洋プレート玄武岩層まで)
- 12/3 完了
- フェーズ 4
- JTCT-01A 長期孔内計測装置設置
- 12/16 完了