航海について
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IODP Exp. 405 JTRACK 研究航海の概要
IODP Exp. 405 JTRACKでは、東北地方太平洋沖地震が発生した日本海溝で地球深部探査船「ちきゅう」での調査を行います。地震による摩擦熱を捉えた2012年のIODP Exp.343 JFAST 調査域に再訪し、地震後の断層固着回復過程、プレート境界断層浅部のすべりメカニズム、沈み込み帯の物質特性がプレート境界断層に与える影響の解明に挑みます。そのため、大きなすべりが発生したプレート境界浅部(JTCT-01A) と沈み込む太平洋プレート上(JTCT-02A) で掘削を行います。

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IODP Exp. 405 JTRACK 掘削計画
地点JTCT-01A とJTCT-02A の両方で掘削同時検層とコア試料の採取を実施し、さらにJTCT-01A では海底下の地中温度の詳細な深度プロファイルを捉えるため、長期孔内温度計測システムを設置します。
掘削同時検層では、さまざまなセンサーが取り付けられたツールを用いて、海底下を掘削しながら地質情報のデータを取得します。
コア試料の採取では、目標深度まで海底下の地層を9.5 mずつ円柱状に採取していきます。
長期孔内温度計測システムの設置では、(1) 水中カメラでモニターしながら海底面にウェルヘッドを設置して、(2) 目的深度まで掘削します。次に、(3) 長期孔内温度計測システムをドリルパイプに吊り下げてウェルヘッドから孔内に再接続し装置を設置、(4) 最後にドリルパイプと装置を切り離します。