2010年11月12日
船内時間:日本時間+1時間
- Station S1 (30N/145E)
06:30 起床
波高1.9m。風速3m/sec。海は、多少うねりはあるが、ベタなぎ。 - 7:00 ブリッジにて漂流系確認。
先取りブイとレーダブイが”絡まっている”ようだが回収に問題はなさそう。
08:00 漂流系回収作業開始
作業艇をおろして”絡まった”部分を回収。後はいつもと同じ要領で。
8:40 回収終了。
K2に比べると捕集沈降粒子は少なそう(後でろ過をしたが捕集粒子は極めて少なく短時間でろ過終了)。
10:00 漂流トラップサンプル回収 - 11:00 IONESS
気温22℃、水温24.7℃。波高1.7m、風速1.6m/sec。本航海で最も穏やかな観測日和となる。
自分は現場ろ過器片付け支援。
14:00 終了
サンプル処理支援。最後のIONESSだったので記念撮影、と思ったが参加者は本航海最小の10人。皆、自分たちの仕事が忙しいのかな? - 14:30 ARGOフロート投入
遂に登場。酸素センサー付。S1の生物生産の季節変化および水塊構造変化による変動把握に期待。実は本作業を少し忘れかけていた。
(Don't leave without it:出かける時は忘れずに)
投入後、S1離脱。 - 再びXCTD投下開始。緯度10分毎に投下。時間にして約40分間隔。これが約2日間続く。非乗船の課題としてはかなりの手間。次回は課題提案者を乗船させるつもり。
- これでK2, S1における観測が全て終了。予想に反して観測実施率は95%以上。係留系も全て(3系列)回収/再設置完了。最近のJAMSTEC係留系に関する”悪い流れ”を止めることができてヨカッタ。
- 夕方、久しぶりにサウナ(ジムはまだ危険)。そして3日ぶりのビール。
翌日に行われた航海終了バーベキューのようす
2010年11月11日
船内時間:日本時間+1時間
- Station S1 (30N/145E)
06:30 起床
波高3m。やや高い。"気持ち"下降傾向だし、風速は7m/sec程度なのでこれから良くなる方向か?
甲板では基礎生産測定のボトル回収が行われている。また本日の係留系作業の準備も。
07:00 ブリッジにて係留系作業決行の確認 - 08:00 採水(ボトル試験用、100m)
- 08:30 BGC係留系設置作業
幸い海況も悪くなく順調に作業は進行。3台のセジメントトラップが次々と海中へ。See you in next June or July.
11:50 シンカーレッコ。
12:57 位置だし完了。そして切離装置をSLEEP modeにして終了。「終わった〜」とMWJ責任者。見事なリーダーシップで係留系3系列回収、3系列設置をやり遂げてくれた。本当に本当にお疲れさまでした。 - 14:30頃 NORPACネット(有孔虫/円石藻、1.5hr)
ある意味で最も過酷な作業もこれで最後。最後なので”ろ水計キャリブレーション”のため40分延長許可。担当者も乗組員の皆様もお疲れさまでした。 - 16:00 終了
- 20:00 T-NORPACネット(鹿児島大学、0.5hr)
- 21:00 IONESS
データ整理しながらテレビの生中継を見る。甲板作業する人達のライフジャケット反射板がまるで蛍のよう。裏番組は「南極料理人」(カズツーンネットワーク)と「ミーアキャットの世界」(はじめチャンネル)。
24:00 終了
サンプル処理支援。海水が暖かい(24℃)。
25:00 終了。 - 明日はS1最終日。
2010年11月10日
船内時間:日本時間+1時間
- Station S1 (30N/145E)
04:00 採水(基礎生産)
腰痛だが、採水もしない役に立たない”甘えた中年”になりたくなかったのでお手伝い。幸い採水班長が楽な(それほど正確さが要求されない)ところを割り当ててくれた。逆に正確さを要求されるところから外されているのか?自分が採水したデータが悪いのかしら?やや不安。
04:40 FRRF
(07:30 気温23℃、波高3m、風速10m/sec、今日もいい天気) - 08:00 FRRF
08:30 現場ろ過(2hr)
予想以上のうねり。少し取り付けにナーバスになったが問題無し。昨日と異なり雲多し。涼しい。現場濾過器は重いので”甘えた中年”になる。
10:30 FRRF
11:00 Free Fall
13:00 採水(放射能、1000m)
用心しながら10Lのポリタンク採水。
15:00 FRRF
15:30 T-NORPAC(鹿児島大学) - 18:00 NORPAC net(有孔虫/円石藻、1.5 hr)
(この時間になって少し揺れを感じたので波高をチェックしたら3.5m。海況はここ数日まったくノーマークであった。今晩のIONESS、明日の係留系は大丈夫か?まあ気圧は上昇傾向(現在1015hPa)なのでおさまる方向であるとは思うが•••••)
19:00 TVでは「”KPYの”プラ(ンクトン)ネット•アース」放映中。
19:30 on timeで終了。 - 21:00 IONESS
波高は常時3m以上。場合によっては中止という状況でスタート。
24:00 終了
心配された海況の悪化もなく予定通り終了。ただし少しワイヤーがうねりで”はたかれた”ようでワイヤー表面が一部”ささくれた”模様。
12-14名でサンプル処理。終了は25:00。 - 居室に戻って一杯やりながらクルーズレポート表紙応募作品の整理(5点)。明日から投票開始。
2010年11月9日
船内時間:日本時間+1時間
- (06:00 スタンバイ。漂流系に接近)
06:30 漂流系回収/再投入作業開始
基礎生産培養ボトルを回収した後、セジメントトラップを装着し再投入。腰痛の自分はビニールカバー回収係。力だけが自慢だったのに情けない。 - 08:30 現場ろ過(5hr.)
(途中 動物プランクトン培養用バケツ採水)
天気 快晴。波高1.5m、風速5m/sec、気温 25℃
南国である。
(午前中、現場ろ過待機時間に時系列セジメントトラップの電池交換、捕集カップ取り付け。第一ブイ格納庫気温 約30度。カップ取り付けで汗だく。) - 14:00 採水(植物色素用)
本当に良い天気。こんな日に甲板作業を伴う観測(係留系作業、IONESSなど)をやりたいものだ。
(現場ろ過終了後、海水処理室で現場ろ過器洗浄。この部屋は室温も湿度も高く、カッパの外も中もびしょびしょ。)
14:40 FF
14:30 NORPACネット(有孔虫、円石藻、木元、1.5hr)
18:30 採水(懸濁/沈降粒子、名古屋大ほか、200m)
夕食後、セジメントトラップ再投入準備。二人で2時間弱。
19:00 NORPACネット(JAMSTEC)
19:30 NORPACネット(鹿児島大学)
20:00 採水(鹿児島大学)
20:30 終了 - S1 4日目無事終了。明日は04:00 基礎生産採水からスタート。
2010年11月8日
船内時間:日本時間+1時間
- Station S1 (39N/145E)
3:45 採水(基礎生産)
少し前倒しでスタート。外は雨。
04:40 FRRF
06:50 漂流系投入開始
雨の中の作業。GPSブイ1号機の調子が悪く、直前になって2号機に変えて投入。結果オーライで7:20には設置終了。明朝まで現場培養による基礎生産測定。
08:00 FRRF
08:30 T-NORPACネット(鹿児島大学)
09:30 採水(PE 1000m)
10:30 FF
雨の中の光測定。日射量は極めて低く、低基礎生産力が予想される。
11:00 FRRF
11:30 IONESS (3hr)
14:00 on deck
サンプル採集を手伝うが、”漁獲量”は極めて低い。いつもは、まずは臭いがプンプン、そしてサンプル瓶2本で足りないかも、と心配するのだが、それがまったくなかった。2月にはもう少し多かったような。いずれにせよ、いかに北の海域に生物が多いか実感する。 - 14:30 FRRF
終了後、原点まで移動。
15:50 採水(バクテリア、5000m)
19:00 LISST
19:30 T-NORPACネット(鹿児島大学)
20:30 終了
2010年11月7日
船内時間:日本時間+1時間
- Station S1 (39N/145E)
5:30 起床
気温24.2℃、水温25.4℃、波高2.1m、風速10m/sec
小笠原や種子島と同程度の緯度帯。 - 昨夜から今朝にかけて渦相関法フラックス航走が実施された(はずである)。
06:30 採水(ルーチン、5900m)
11:30 FF
13:00 POPPS係留系設置
気温23.2℃、水温25.4℃、波高2.1m、風速13m/sec
風速は少し高く、白波も見えるが作業に問題はなさそう。
ADCP投入後は昨日回収したセジメントトラップの洗浄
15:35 シンカーレッコ
16:30 設置位置ポジショニング
16:50 計測ブイ/水中ウインチ切り離し。作業完了。
計測ブイは明日から来年2月の航海まで約100回上昇/下降を繰り返し、水深0-150mの水中光環境、基礎生産力、クロロフィル量の表層鉛直分布を観測する。 - 18:00 漂流系の組み立て
明日は基礎生産測定のための培養ボトルを装着して放流。 - 19:00 採水&NORPACネット(鹿児島大学:〜1.5hr)
19:40 観測終了 - 明日は04:00採水(基礎生産)そして基礎生産現場法のための漂流系投入。
波高1.8m、風速3m/sec。気圧1017hPa。どっぷりと高気圧の中。しばらくは海況が良さそう。
2010年11月6日
船内時間:日本時間+1時間
- 5:50 起床。
(目覚ましを時刻改正していなかった) - 6:20 31-21N / 144-43E
と、いうことは既にKEOは通過。XCTD班、お疲れさまでした。
えっ?S1まで後5時間。
到着時間13時20分???
ということは係留系回収ができちゃう?
(そういうと昨日「予定よりかなり早く到着した場合は係留系ができるかも?」という噂に、担当者が準備してたっけ)
急遽、その場合のスケジュール案を作成。 - 7:00 ブリッジで本日の打ち合わせ。チョッサーが開口一番「今日の昼食はカツカレーです!」「Yes! Yes! Yes!」
(ではなくて、本日の予定。)”潮”が良く、予定よりさらに早く、12時にはS1到着とのこと。正式にBGC係留系回収作業からスタートすることに決定。 船長、チョッサーと相談してS1スケジュールを決定。早速船内に新しいスケジュール(versionカツカレー)をメール配布。 - 10:00 MR11-02航海打ち合わせ
来年の2月航海参加者が大勢乗船しているので、船長/チョッサー交えて打ち合わせ。
11:00 採水に関する打ち合わせ
そして
11:35 Station S1 (30N / 145E)着
11:38 早速、BGC係留系回収作業に入る
11:38 ENABLEコマンド送信→すぐに目覚め(Good boy!)
11:40 距離測定→数回で距離表示
11:43 RELEASEコマンド送信→すぐに応答(Good boy!)
11:46 浮上確認!!!
これで気持ちよくカツカレーが食える。おかわりできる!!
(セルフサービスではなかったのでおかわりはできなかった。でも満足) - 13:00 作業艇着水
13:40 トップブイon deck
生物付着多し
13:52 200mセジメントトラップon deck(作動良好)
生物付着多し
14:04 500mセジメントトラップon deck(作動良好)
15:50 4810mセジメントトラップon deck(作動良好)
16:10 全てのガラス球+切り離し装置on deck
途中激しいスコールに襲われたが、無事作業は終了。
これでK2, S1、南北ペアの沈降粒子サンプルが集まったので一安心。 - 16:50 採水(トラップ、細菌用 2000m)
18:20 on deck
18:20 NORPACネット
予定では19:30からだったが前倒しでスタート。担当のKPYには21:00には「終了するように」と言っていたので、あわてて「1.5hr以内に終了すること」と釘を刺す(でないと彼は延々と”有孔虫”を集めるのです)。
20:00 時間厳守で作業終了。 - S1第一日目終了。明日はPOPPS係留系設置、ルーチン採水ほか
2010年11月5日
船内時間:日本時間+2時間
- 8:20 36-20N / 145-53E
気温13.9℃、水温18.3℃、波高1.6m、風速9m/sec。
海は穏やか - XCTDを緯度10分毎に投下しながら南下中。黒潮/親潮混合域の水塊構造把握が目的。
午前中 事務作業。明日からのS1集中観測の計画立案、および来年2月の航海について検討開始。 - 12:35 35-18N / 145-30E(横浜とほとんど同じ緯度帯)
気温16.9℃(わお)、水温24.6℃(ひょえ〜)、波高3.2m(あれッ?)、風速10m/sec(ふ〜む)。
でも海は穏やか - 現場ろ過電池交換の補助
クルーズレポート作成開始。 - 15:00 34-46N / 145-20E
気温18℃、水温24.0℃、波高2.7m、風速12m/sec
北の人間の体になってしまったのか、軽作業で汗ばむ。 - 18:30 Station 10 (O8: 34N/145-05E)着
気温19℃!、水温23.3℃、波高2.7m、風速8m/sec
“潮”にめぐまれ早く到着。
FRRF
採水(1000m、酸素同位体、DMS他)
半袖姿の人もチラホラ。 - 22:00 時刻改正:-1時間(船内時間:日本時間+1時間)
- いよいよ明日からS1。
2010年10月26日
船内時間:日本時間+2時間
- Station K2 北緯47度、東経160度
- 3:30 起床
4:00 基礎生産採水
波高は2m程度だが、風速が10m/sec強で雨。
SST 8.5℃。表層混合層50m、クロロフィル 〜1 umol/L。
4:50 FRRF
配水が終了した6時前には風速が時折20m/secに到達するようになる。
6:30 風速、波高が増加傾向のため、POPPS係留系回収作業は困難と判断。できる限り採水ほかを実施することにする。
7:00 LISST
8:00 採水(トラップ用、細菌用、2000m)
波高4mに近づく。途中中止の可能性もあり、で採水器投入。 - Navigation data plotの気圧、風速、波高を見ながら今後の推移を予測。
気圧は上昇し始め風速は落ち着いてきたが、波高が上昇。次にできる観測は何か?観測時間だけでなく他の作業とのカップリングも考えなくてはいけない。早めに適格な判断をしないと皆が混乱するだけにプレッシャー。 - 10:00 FRRF
10:30 プランクトンネット(有孔虫、円石藻)
比較的荒天に強いプランクトンネット作業。ようやくの出番に担当者KPYは大ハリキリ。しかし彼は際限なくプランクトンネットをやる傾向があるようで、船 側も要注意。何回やるのか?いつまでやるのか?念を押していた。冗談で「”夕食”に間に合うように!」と言ったら彼は喜び、船側はずっこけていた。
13:00 係留系洗浄作業
昨日回収した係留系のトップブイ、セジメントトラップの洗浄。観測中はできないので特別に時間を設ける。
14:00 FRRF
14:30 T-NORPACネット(鹿児島大)
15:00 採水(粒子、1000m)
16:00 終了
風速は15m/sec。波高4m弱。
海況が悪いので夜間観測作業は中止。 - 18:00 波高4m、風速15m/sec。
明日の予報も同じようなもの。”高熱”ではないが”微熱”がつづいているような状態。なかなか係留系作業やIONESS等の大型観測作業に着手できない。明日も6:30、ブリッジで相談後、メニューを決定。
2010年10月25日
船内時間:日本時間+2時間
- 6:00 北緯47度、東経160度
Station K2
昨夜は船体動揺が激しく、また緊張していたせいか1時間毎に目が覚めた。
船内のNavigation data plotでは風速は最大20m/sec、波高は最大4.5mに達したようである。しかし今は全て低下傾向。気圧も上昇中。 - 6:30 ブリッジにて打ち合わせ。
まだ波高が高いので作業艇を降ろす係留系作業は無理と判断。
とりあえず明るくなってから採水スタートと決定。
8:00 採水(ルーチン、5200m)
11:30 FRRF
12:00 フリーフォール(FF:水中光測定) - その後、波高は3m強はあるものの風速が5m/sec、視界良好なので係留系回収に着手することに決定。
12:33 ENABLEコマンド送信→切離装置お目覚め
12:44 切り離しコマンド送信→切離し完了のシグナル受信
12:50 浮上確認
13:20 作業艇降下。トップブイ確保。
14:00 係留系回収作業スタート
16:40 切り離し装置オンデッキ。回収作業終了
途中降雨があったり、係留策が絡んでその対応に時間がかかるも、3時間弱で無事作業終了。セジメントトラップも順調に作動しており、サンプルもそれなりにとれているようなので一安心。
回収されたセジメントトラップ- 17:00 採水(懸濁物ほか、200m)
17:50 NORPACネット(鹿児島大)
18:00以降 渦相関法のためのフラックス航走(名大、岡山大) - 予想に反していろいろな観測が実施できた。明日は4:00の基礎生産採水からスタート。POPPS係留系回収ファーストか?採水ファーストか?は本日のように06:30ブリッジにて決定。
2010年10月24日
船内時間:日本時間+2時間
- 7:00 北緯49-49度、東経164-52度
本船は昨夜米国EEZ外へ。 - 気温7.7℃、気圧1010hPa、波高2.8m、風速6m。
天気晴れ、白波なし。
If today were tomorrow, we could conduct mooring work very smoothly. - 12:00 本航海最後の米国海軍への動静報告
13:00 Station 5 (49-24N/163-50E)
FRRF
採水(1000m 酸素同位体、DMS他)
デッキでは漂流系の準備。いっしょに観測を行うJAMSTEC,、東大、名大、鹿大の共同作業。
いよいよ明日からStation K2。
予定ではBGC係留系の回収からスタート。ただし海況の悪化が予想されており、早くも計画変更の可能性を報せる。 - 20:00 船体動揺激しくなる。
時折、波しぶきが船窓をたたく。風速表示は”赤字”で18m/sec。気圧も急激に低下。予報通り明日は厳しいか?
2010年10月23日
船内時間:日本時間+3時間
- 7:00 北緯52-45度、"東経"169-50度
本船はベーリング海から北西部北太平洋外海にでる。 - 気温7.3℃、気圧1006hPa、波高2.8m、風速10m。
7:00 フリーフォール(よりとり)水深6967m
本格的な観測の前にダイナコンウインチワイヤーのよりとり。 - 13:00 Station 4 (52-24N/169-10E)
FRRF
採水(1000m 酸素同位体、DMS他)
気温8.2℃、波高3.5m、風速5m/sec。 - 22:00 時刻改正。これで本船時間は(日本時間+2時間)となる。
2010年10月21日
船内時間:日本時間—1日+4時間
- 8:30 北緯55-31度、"東経"174-36度。
気温7.4℃、気圧998hPa、波高3.6m、風速11m。
本船は次の観測点に向けて航走中。 - 10:00 K2観測作業ミーティング
予定では10/25から始まるK2での観測作業内容の確認、作業順、観測の注意事項等について話し合う。また天候/海況が悪くなった時に何を優先的にするのかについても確認する。 - 13:00 Station 3(O3)(55-24N/173-26E)到着
天候 晴れ、気温7℃、気圧990hPa、波高4.5m、風速15m/sec。
波高高く、風が強いため、観測(採水/FRRF)中止。すぐの回復が見込めないため本地点での観測は取りやめ。次のstationに向けて航走開始(明日昼頃到着予定)。 - 22:00 時刻改正。これで本船時間は(日本時間-1日+3時間)となる。
- 24:00 明日、日付変更線を通過するので10/22をスキップ。よって明日は10/23となる。
(その結果、誕生日をスキップされる人が船上で発生)
2010年10月20日
船内時間:日本時間—1日+5時間
- 9:00 北緯56-05度、西経178-50度。
気温4.5℃、気圧990hPa、波高3.2m、風速8m。
本船は次の観測点に向けて航走中。
*新しいメールシステムでメールが送受信されていなかったことが発覚(Macの送信ソフトEntourageと新メールシステムの相性が悪いようであ る)。あわてて旧システムで全てのメールを再送信。中には米国海軍への動静報告も含まれており発覚がもっと遅れていたらヤバカッタかも。 - 10:00 Station 2(O2)(56-08N/179-07W)
採水(酸素同位体、DMSほか)
天候 曇り、気温4℃、気圧990hPa、波高3.5m、風速8m。
若干海況が悪くなってきた。 - 13:00 採水終了後、FRRF。
酸素同位体異常から推定する純基礎生産力と比較するのが目的。 - 14:00 次のstationに向けて航走開始
実験室ではMWJルーチンチームが本格的に活動開始。
また余り水/ボトルを利用して様々なグループが本番前(K2/S1)の予備実験等を開始。 - 22:00 時刻改正。これで本船時間は(日本時間-1日+4時間)となる。
- 夜の催事として、教育番組の放映。
武闘派のためには「ビリーズブートキャンプ(BBC)」が始まる。
2010年10月19日
船内時間:日本時間—1日+6時間
- 9:00 北緯54-54度、西経172-01度。
気温4.5℃、気圧1005hPa、波高2.8m、風速8m。
本船は本日*昼の観測点*に向けて航走中。
*担当者と相談しベーリング海での酸素同位体用採水は予定航跡線上で正午前後に、FRRFと抱き合わせで、実施することに決定。よって正確な採水地点は船速次第。 - 10:30 避難訓練
- 13:00 Station 1(O1)(55-14N/173-14W)
FRRF
採水(酸素同位体、DMSほか)
雨の中、本航海の観測スタート
気温4℃、気圧995hPa、水温7℃、波高3m、風速10m/sec(やや強い)。
採水終了後、次のstationに向けて航走開始。到着は明日10時頃。
排水後、船上では採水練習。ベテランが「失敗したら1000本採水!ニスキン10周!」と冗談言いながらも優しく初心者、初級者を教育する。 - 22:00 時刻改正。これで本船時間は(日本時間-1日+5時間)となる。
2010年10月18日
船内時間:日本時間—1日+7時間
- 7:30 起床。
未だ時差ぼけ解消ならず。
(9:30 気温5.5℃。風速5m/sec。975hPaまで下がった気圧も現在は996hPaまで回復。) - 11:00 小雨の中、出港
見送りは二人。我々より二人が無事にダッチハーバーを離れられるか心配。 - 12:00 米国海軍に「みらい動静報告」を送信。
これまでになかった習慣なのでこの文面で良いのか少々不安。 - 13:00 船内生活ブリーフィング
出港して揺れている船でのミーティングはつらい。早くも学生さんはダウン。 - 15:00 研究者ミーティング
自己紹介の後、航海の趣旨について説明。揺れているのに話が長くてゴメンネエ、ゴメンネエ。
キャプテンから今後の海況の説明。明日の採水は何とかなるかも。 - 16:15 米国領海を出たので表層海水観測スタート。
- 16:45 金比羅様
波高4mはあるものの薄日も射し、気圧も1005hPaまで回復。 - 22:00 時刻改正。これで本船時間は(日本時間-1日+6時間)となる。
2010年10月17日
船内時間:日本時間-17時間=日本時間—1日+7時間
- 悪天候のためアンカレッジに足止めされていた人たちも昨夜ダッチハーバーに無事到着。そして午前中、乗船者全員「みらい」乗船を果たす。
新しいメールシステムへの接続終了。これでライフラインがつながる。
各自出航準備。我々は雨の中、PARセンサーの取り付け。
午後 第一ブイ格納庫と第二ブイ格納庫の荷物(パレット)整理。 - 15時 天気雨。気温6℃。気圧976hpa。風速15m/sec。
15時30分 ブリッジにて明日以降の海況について船長、一等航海士から説明を受ける。どうしようもない海況ではないが採水ぎりぎりの状態のようである。 - 17:00 夕食(供食開始)トンカツ、クリームシチュー、イワシ。
久しぶりに食前から味が予想できるものを食す。
*一昨日、ダッチハーバーの”SUSHI BAR”で食べた寿司はすごかった。のり巻の具にクリームチーズが入っており、それが”天ぷら”され、”テリヤキソース”がかかっていた。無国籍料理、創作料理と思えば許されるが••••••
夕方からは明日の乗船者会議に備え資料の準備。
まだ時差ぼけで夕食後が一番眠い。 - 22時 ジム/サウナで汗をながす。これでビールを飲めばうまく眠れるか?