MR11-03 みらい観測航海ブログ

2011年5月4日

船内時間:日本時間
  • 横浜に向かって航走中
    BSテレビが受信
  • 09:00 最後の表層海水サンプリング終了
    表層海水ポンプ停止
    艤装解除準備
    晴天の下、減揺装置上の光センサーとりはずし。同じ場所にはIONESSネットが天日干し。さながら9匹の黒い鯉のぼりである。
  • 昼食時、ひな壇で同年の船長と
    (船長)「今夕、スーチャン追悼番組としてキャンデーズコンサートやるらしいですよ」
    (本多)「後楽園球場のファイナルコンサート、ラジオで聞きましたよ(自慢げに)」
    (船長)「私の友達に見に行った奴がいましたよ」
    (本多)「すごい!ところでキャプテンは誰のファンでした?」
    (船長)「私はランちゃんかな」
    (本多)「私はミキちゃん派でした」
    (船長)「それはレアですな」
    (本多)「そうですか?(少しムッとして)」
    (船長)「でもソロになってからは演技の良さでスーちゃんかな」***
    一人、また一人、回りの若者席を立つ。
  • 午後 携帯電話つながる。
    データ整理。クルレポ作成。その後はパソコンや明日まで必要なものを除いてパッキング開始。キャンデーズ番組が何時からなのか、テレビから目が離せない。

    15時 館山沖に到着。久しぶりの陸。テレビでは「ベルディ vs FC東京」。東京ダービーも今や"J2"。
  • 夕食時、チーフオフィサーも加わって船長とキャンディーズ談義。
    「8時だよ全員集合」での合唱団、体操教室コーナーでの3人の姿の思い出話に花が咲く。回りの(やや)若者、ドン引き。
  • これにてMR11-03航海報告を終了とさせていただきます。
    震災の影響で一時は実施が危ぶまれた航海でしたが無事に実施、貴重な試料/データを取得することができました。ご尽力いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。今後は今回得られた試料、データを解析しキチンと成果報告する事で皆様のご尽力に応える所存です。引き続きご指導ご支援のほどよろしくお願いします。

2011年5月3日 Station S1(北緯30度、東経145度) Day6

船内時間:日本時間+1時間
  • 07:30 天候:曇り、気温:19.2度、水温:19.3度、塩分: 34.73、波高:1.9m、風速:2.5m/sec
  • 08:30 IONESS網とりはずし。網洗浄。
    霧雨の中、約10名のボランティアが参加。雨合羽の外は海水まみれ、中は汗まみれ。

    10:30 IONESSろ水計キャリブレーション(フレームのみで曳航)
    自分は漂流トラップ片付け

    12:00 IONESS ondeck
    12:00 ARGO float 2台投入
    12:30 S1離脱。横浜へ向けて航走開始
  • 午後
    分析中の人も多いが、第一/第二ブイ庫では艤装解除のためのパレット展開が始まる。今回は2航海分の荷があり、かつ航海後ドック入りなので養生作業もあり。いつも以上に作業が多い。
    自分は会議資料作成。
  • 15:30 乗船者会議(航海結果概要報告、陸揚げ/ドック前片付けについて)
    16:45 集合写真撮影(作業甲板)
    MR11-03乗船メンバー集合写真

    魚眼レンズによる撮影も試みる。

    (17:00 表層海水サンプリング)

    19:30 打ち上げパーティー(小会議室)
    (20時頃 クルレポ表紙結果発表
    (21:40 表層海水サンプリング)
  • 22時 時刻改正。本船時間を1時間後進。船内時間=日本時間

2011年5月2日 Station S1(北緯30度、東経145度) Day5

船内時間:日本時間+1時間
  • 06:00 天候:曇り、気温:19.9度、水温:19.5度、塩分: 34.73、波高:1.6m、風速:9.5m/sec
  • 06:30 漂流系回収作業開始(スマル投入)
    07:15 無事回収。これで本航海での”離れ技”は終了。体操の鉄棒競技同様、一安心。
  • 08:00-10:00 Kimopy-NORPACネット(木元)
    難易度は高くないが、忍耐力が試される力技。

    10:30 漂流トラップ試料の回収
    濡れた甲板で這いつくばって捕集カップを取り外す。「緊急調査チーム」のアシストなくしては昼までの作業終了はなかった。多謝。
    培養水槽撤去、CTD/採水器分解などあちらこちらで撤収作業が開始される。一方、分析室では炭酸系、色素測定等まだまだ続く。
  • (昼食はカレーうどん。「首席さん、汁少なめ、カレーたっぷり!」。毎度の心遣いに感謝。カレーうどんのカレーは通常より濃い/辛い、ということを実感。フーフーヒーヒーハーハーいいながら完食)。
  • 11:00-14:00 IONESS
    大技。成功。最後にもう一回見せ場有り。
    (自分は漂流トラップ試料のろ過作業。)
  • 14:30-16:30 Kimopy-NORPACネット(木元 )最終回
    疲れている時にこの力技は実に苦しい。甲板部にとってはつらい作業だったが、終わってみると良い思い出?!
    7月もたっぷりやります。
  • 16:30-19:30 現場ろ過(川上)RI、3hr.
    ハデさはないが、離れ技に次いで難易度が高い。今回は、精度はともかく、全て成功。後は着地。
  • 21:00 IONESS
    待機中は明日の航海結果速報紹介のパワポ作成。
    平行してクルレポ表紙コンテスト投票集計。

    24:00 IONESS ondeck
    着地も見事に決まりメダルは確定。メダルの色は今後の分析/解析次第。

2011年5月1日 Station S1(北緯30度、東経145度) Day4

船内時間:日本時間+1時間
  • 03:30 採水(基礎生産)
    04:30 FRRF
    07:30 FRRF
    06:30 天候:晴れ、気温:19.1度、水温:19.2度、塩分: 34.73、波高:1.6m、風速:9.5m/sec
    少し風がでてきた?!

    08:30 T-NORPACネット(喜多村: 0.5hr)
    09:00 採水(POC、古細菌: 0.5hr)
    POC用海水20Lのろ過。粒子サイズ別沈降速度測定用。4層づつをろ過器にセットして後は待機。タイマーを20分にセットし居室でデータ整理。
    *ちなみにタイマーはランニング用腕時計。いつの日かフルマラソンに挑戦すべく購入したもの。各区間記録/積算時間/ストップウオッチ機能等がついたすぐれもの。しかし日頃はパスタのゆで時間管理に使用。自分はゆで時間11分ぐらいのものが好き。
  • 11:00 FRRF
    天気:曇り。昨日のような快晴ではなくFRRF担当のF研究員は残念そう。

    11:30-14:30 IONESS
    サンプルの中に”大樽回し”発見。透明な”サルパ”の中でエビが泳いでいる様が大樽を回しているようなのでこの名がついた、とK研究員。捕獲を期待していただけに大喜び。”大樽回し”専用のビンを用意したり、ビデオ撮影をお願いしたり。確かにその動きは面白く、作業者の注目の的であった。
  • 14:30-16:30 Kimopy-NORPACネット
    16:30 FRRF
    19:00 NORPACネット(喜多村、1hr)
    21:00-24:00 IONESS
  • 明日は事実上の観測終了日。
    スタートは6時30分から漂流系回収、終了は24時のIONESS回収。とにかく”ゼロ災”であることが重要。

2011年4月30日 Station S1(北緯30度、東経145度) Day3

船内時間:日本時間+1時間
  • 06:00 採水(ルーチン)開始
    06:00 バケツ採水
    21時まで、3時間おきのバケツ採水スタート。人は”闘魂採水”と呼ぶ。植物プランクトンの窒素固定時に発生する水素の検出が目的。

    06:30 天候:晴れ、気温:18.6度、水温:19.5度、塩分: 34.75、波高:2.1m、風速:6m/sec
    ブリッジの海況予報では当面Stn.S1は穏やか。海況不良によるスケジュール変更に悩まなくてよい今回は楽。
  • K2-JKEO-KEO-S1にくる間にしばしば春季ブルームのようなクロロフィル濃度2mg/m3以上の海域があったようである。そのような場所には水温、混合層が急激に変化するフロントがあったらしい。「貧栄養な海域に黒潮続流から切り離された渦が通過すると栄養塩が豊富な亜表層の水が表層へ供給され一次生産が活発化する」という事象が報告されているが、今回のものはそれに相当するのか?亜熱帯域の一次生産活動にこのような渦がどの程度貢献しているか?我々のテーマの一つでもある。
  • 09:00 バケツ採水
    10:15 採水(ルーチン)終了。取水開始。
  • 10:15 現場ろ過(川上)2時間
    採水器がondeckした瞬間に、Aフレーム作業開始、の離れ業。

    11:45 現場ろ過揚収開始
    甲板は初夏のような陽気。JAXA-FTSコンテナの上に人影が。FTS装置の太陽光追尾システムが不調なので、担当者が”手鏡”で太陽光をコンテナ内の装置に導入していたのである。微動だにせず”手鏡”を固定する姿に野次馬から賞讃の声が。「生きているの?」
  • 12:00 バケツ採水
    13:00 ラジオゾンデ放球
    13:00 Kimopy-NORPACネット(2時間厳守)
    ピッタリ2時間。

    15:00 バケツ採水
    15:00 採水(放射能:川上)1000m 1時間
    15:00 バケツ採水
    うねりは多少あるものの周囲はベタなぎ。
  • 18:00 バケツ採水
    夕食後はIONESS終了までデータ整理、風呂、読書

    21:00 IONESS
    21:00 バケツ採水
    24:00 IONESS終了。サンプル回収。
    (24:00 担当者の希望によりバケツ採水が追加。まさに闘魂採水である。)

    25:00 終了。
  • 日付替わって今日から5月。
放射能汚染検査
放射能汚染検査

2011年4月29日 Station S1(北緯30度、東経145度) Day2

船内時間:日本時間+1時間
  • 03:30 採水(基礎生産)
    04:30 FRRF
    06:30 漂流トラップ投入作業
    天候:小雨、気温:19.6度、水温:19.4度、塩分: 34.74、波高:1.8m、風速:6m/sec
    梅雨のような天気と湿度。直前になって不調のGPSブイを予備のものと交換するハプニングもあったが無事投入終了。
    今日から日本は黄金週間か‥‥‥‥‥
  • 08:00 FRRF
    08:30 採水(PE, RI, 古細菌)
    11:00 FRRF
    11:30 現場ろ過(7時間:取り付け1時間、ポンピング5時間、揚収1時間)
    投入時、2台の現場濾過器が”インシュロック”で接続されているのを発見。担当者が”バタつく”ケーブルをフレームに固定しようとし、誤ってケーブルごと隣会った2台のフレームを接続した模様。疲れていた、真夜中の作業だった、とはいえ、海洋観測”いろはのい”のミス。過日、ライフジャケットを通して係留系ロープを接続した学生を讃え、”カネコる”という動詞が生まれたが、その動詞活用第一号となる。
  • 17:30 現場濾過器揚収
    18:00 FRRF
    19:00 Kimopy-NORPACネット
    気温:19.1度、水温:19.1度、塩分: 34.71、波高:1.8m、風速:7m/sec

    20:30 VPR
    21:00 T-NORPACネット
    21:30 終了。
  • 息つく暇がない一日。 明日も明後日も。

2011年4月28日

船内時間:日本時間+1時間
  • 01:00 ラジオゾンデ•XCTD 36時間連続観測終了。
    『途中、約20kmの距離で20℃近くも水温が上昇する強い水温フロントを捉え、またその明瞭な大気-海洋応答を正に肌で感じながら捉えることができました。良い研究ができそうです。』
    と担当研究者。
    船内の共通サーバには「ラジオゾンデ赤球(通常は白)発見!」の投稿写真が。
  • 02:00 KEO(北緯32-19度、東経144-32度)着。採水(ルーチン)。採水班長は寝ずの番(お疲れさま)。
    06:00 採水器ondeck。KEO離脱
    07:30 北緯32-13度、東経144-33度
    天候:晴れ、気温:19.4度、水温:17.5度、塩分: 34.68、波高:2.2m、風速:15m/sec
    午前中データ整理
  • 11:30 途中で水中光鉛直透過度を測定するためPARセンサー付CTD投入。
    12:00 FRRFのキャリブレーション
  • 13:00 漂流系組み立て
    風は10m/secと強いが気温20度。雨具着用では汗ばむ陽気。

    15:15 再度、水中光鉛直透過度を測定するためPARセンサー付CTD投入。昼間の場所とS1で海洋環境が大きく異なる可能性が示唆されたため。
  • 19:30 S1(30N / 145E)到着。
    採水(バクテリア)開始。
    気温:20.1度、水温:19.0度、塩分: 34.71、波高:2.8m、風速:5.9m/sec
    クロロフィルMAX(約1.0mg/m3)が水深60m付近に存在。

    22:30 LISST
    23:10 終了
  • 明日から本格的にS1観測が開始される。
イカ
イカ
クリオネ
クリオネ
タコ
タコ

2011年4月27日

船内時間:日本時間+1時間
  • 10:30 北緯34-49度、東経145-21度
    天候:晴れ、気温:17.9度、水温:18.9度、塩分: 34.78、波高:2.8m、風速:13m/sec
    KEOに向けて航走中(着予定4/26の朝)
    航走中は緯度15分毎にラジオゾンデ•XCTD投入(約1時間半毎)および緯度1度毎に表層海水サンプリング(約6時間毎)を実施中。
  • 03:30 表層海水サンプリング
    ブリッジからの電話で起床。堆積物保管庫蛇口から表層海水20Lサンプリング。試薬を加えて箱詰め/ラベリング。
    廊下でARGOフロートチーム、炭酸系分析チームとすれ違う。また同時刻にはラジオゾンデ放球が行われていた。真夜中のお勤め、誠にお疲れ様です。
    30分後再び就寝。
  • 08:30 艤装解除の打ち合わせ
    09:30 表層海水サンプリング(北緯35度、東経145-25度)。
    ちょうど黒潮続流域?!とすると日本付近の海水w.ARNが流れてくる可能性有?
    ARGOフロート投入

    10:00 漂流トラップ準備(捕集カップ取付等)
  • 昼食は郵船カレー(ドライカレー)。「首席さんは大盛り!」とのかけ声で”特盛り”のドライカレーが。
    「(あの~ドライカレーは普通でいいんですけど‥‥)」と言えず。おまけにサイドディッシュはボリュームたっぷりのスパゲッティサラダ。司厨部の心遣いを無にしてはならぬと頑張って完食。しばらく動けず。)
  • 13:00 現場濾過器電池交換補助
    15:15 表層海水サンプリング(北緯34度、東経145-05度)。引き続き黒潮続流域?!
    15:30 洋上セミナー
    川上修司さん(JAXA/EORC)
    (演題)温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」による二酸化炭素の観測
    (要旨)「いぶき」の概略と衛星データの検証と称して右舷後方のJAXAコンテナで実施していることを衛星開発や打上げ時の動画を交えて説明される。ロケット(人工衛星)打上げビデオでは感嘆の声が。JAXA-JAMSTEC、これまでも、これからも、長いおつきあい。
  • いよいよ明日からS1。

2011年4月26日

船内時間:日本時間+1時間
  • 04:50 ARGOフロート投入(北緯39-00度、東経147-54度)
    (朝食時、衛星放送を見る。福島第一原発の状況があまり変わっていないことを憂う。)

    09:00 IONESSネット洗い
  • 10:00 北緯38-14度、東経146-39度
    天候:晴れ、気温:11.1度、水温:10.6度、塩分: 34.18、波高:2.8m、風速:6m/sec
    JKEOへ向けて航走
  • 11:00 JKEOブイに接近。ブイの状態、特に風向風速計を目視観測。外見上は問題無し。Kimopyの超望遠カメラが活躍。
    (JKEOブイ観察中、20フィートコンテナが漂流しているのを発見。昨日から漂流物が多いとのこと。三陸から漂流してきたものであろう。暗澹たる気持ち。)

    11:15 JKEO(北緯38-05度、東経146-25度)到着。採水開始。
    クロロフィルの値が4 mg/m3!!! この辺りは春季ブルームなのか?
    天候:晴れ、気温:11.9度、水温:11.6度、塩分: 34.26、波高:2.5m、風速:3m/sec

    15:00 ラジオゾンデ放球
    15:20 採水器ondeck。採水した者から、表層は動物プランクトンがいっぱい、との報告有り。
    ARGOフロート投入。
    XCTD投入。JKEO離脱。KEOに向けて航走開始(着予定4/26の朝)
  • 航走中は以下の”三大まつり”が開催される。
    ◎ラジオゾンデ•XCTDまつり:緯度15分毎にラジオゾンデ•XCTD投入(約1時間半毎)。約36時間連続。
    ◎ARGOまつり:37N, 36N, 35Nで投入
    ◎表層海水まつり:緯度1度毎に表層海水サンプリング(約6時間毎)
  • 夜、プロ野球「楽天イーグルスvs西武ライオンズ」をテレビ観戦。岩隈と涌井、エース対決。ニギヤカな応援に笑顔の観客。平和な日本風景に少し安堵。

    しかし21時12分 地震速報。茨城で震度4。いつになったら余震が止まるのか?
ゾンデ放球
ゾンデ放球

2011年4月25日

船内時間:日本時間+2時間
  • 07:00 北緯42-14度、東経152-57度
    JKEOへ向けて航走
    天候:雨、気温:6.2度、水温:3.5度、塩分: 33.08、波高:4.0m、風速:10m/sec
    昨夜から時化状態。船体動揺激しく朝確認するといろいろなものが転がっていた。

    09:00 前線を通過したため天候は回復。快晴。しかし波高は4m強
  • 実験室では分析やデータ整理が続く。自分は陸から持ち込んだ仕事(論文査読)。
  • 15:30 洋上セミナー
    緊急調査のため、そしてそれ以上に主要課題観測で頑張ってくれている(頑張らされている)若い二人のトーク。

    野口拓郎さん(高知大学)
    (演題)文部科学省「海底資源の利用促進に向けた基盤ツール開発プログラム」による海底熱水鉱床探査
    (要旨)近年、金属資源の枯渇が叫ばれる中、海底に眠る資源への関心が高まってきている。
    本講演では、平成20年度より開始された「海底資源の利用促進に向けた基盤ツール開発プログラム」により開発された化学センサーと熱水噴出域の探査手法に関して紹介する。
    昨年はJOGMEC仕事に奔走したな、と回想。見た目は”武闘派”の演者。でも”気はやさしくて力持ち”の自称”エバンゲリオン”オタク。講演のお礼に同キャラクターイラスト入りティッシュの空き箱を進呈。本人大感激。

    川口慎介さん(JAMSTECシステム地球ラボ)
    (演題)地震生態系仮説
    (要旨)人類を含む地球表層生命は太陽光に基づく一次生産(要するに光合成)に依存している「太陽生態系」である。「太陽生態系」は、陸上植物ではじまる「陸上生態系」と植物プランクトンからはじまる「海洋生態系」に分類できる。一方、これら「太陽生態系」の対極に「岩食い生態系」がある。「始原地球生態系」は「岩食い生態系」と考えられており、「宇宙生態系」も、もしあるとすれば、「岩食い生態系」であると予想されている。「岩食い生態系」の中では「熱水生態系」が有名であるが、本セミナーでは川口らが最近提案しているもう一つの「岩食い生態系」である「地震生態系」を紹介する。
    趣味はプロレス、風貌はまさに”藤原組長”。強面の彼だが、さすがJAMSTECのタレントKENTグループの若い衆。地震による水素発生が原始生命体維持にとって重要という仮説を大胆に展開。
  • 18:00 セシウム磁力計揚収
  • 19:30 後半戦に向けて決起集会。
    22:00 時刻改正。本船時刻を1時間後進。これで本船時間=日本時間+1時間。
    (結果、閉店時刻24:00までの時間が増える)

2011年4月24日

船内時間:日本時間+2時間
  • 07:30 天候:曇り、気温:0.3度、水温:2.3度、塩分: 32.96、波高:1.9m、風速:5m/sec
    JKEOに向けて航走中
  • 10:00 セシウム磁力計計測スタート
    これも初めてお目にかかる計測。センサーを船体から離して(約500m)曳航。
  • 実験室では今朝終了した基礎生産培養実験のサンプル分析他
    自分はデータ整理、洗濯、読書、昼寝。
  • 14:00 北緯44-40度、東経156-38度
    天候:晴れ、気温:3.8度、水温:4.1度、塩分: 33.05、波高:1.6m、風速:11m/sec
    海面に白波は見えないが、少し風がでてきた。

    15:00 乗船者会議
    S1観測作業スケジュールの打ち合わせ、艤装解除準備、諸連絡。

    18:30 KNOTの東方通過。HVSフィルター交換。
    20:00 はじめチャンネル「2011世界アルペン 」(女子スーパー大回転ほか)
    (22:00 感化された自分は来シーズンに向けてジムで筋トレ)

2011年4月23日 Station K2 (北緯47度、東経160度) Day5

船内時間:日本時間+2時間
  • 03:30 採水(基礎生産)
    04:30 FRRF
  • (07:00 天候:曇り、気温:0.7度、水温:2.1度、塩分: 32.98、波高:2.1m、風速:9m/sec)

    07:30 FRRF
    08:00 漂流系回収
    五体満足で回収。それなりに粒子も捕集されている。しばらく静置。その後上澄みを捨て沈降粒子試料回収。

    09:30 採水(POC、古細菌)
    20L海水の重量測定の後、ろ過。表層海水/エアロゾル/POCサンプリング、今回は請け負い作業が多い。それぞれは大した負荷ではないが「塵もつもれば‥‥」である。

    11:00 FRRF
    11:30-14:30 IONESS
    13:00 ラジオゾンデ放球
    13:00 漂流トラップ試料の回収。
    小雪の降る甲板での作業。おまけにM大トラップの試料回収も請け負っているので作業量2倍。この M大トラップ、旧式のもので、漏れがあったり、ネジこみ容器がうまく入らなかったりと、いろいろ手間がかかる(実はこれが日本での元祖)。「緊急調査チーム」の手助けがなければ泣きが入ったところ。彼ら/彼女には感謝感謝である。)

    14:40-16:40 Kimopy-NORPACネット
    あいかわらず担当者は楽しそう。

    17:00 FRRF
    夕食後、漂流トラップ試料のろ過。水深200mの試料には動物プランクトン(カイアシ類)が一杯。沈降粒子の”敵”なので必死で駆除。一方、上の実験室ではカイアシ類の研究中。

    19:00 NORPACネット
    気温0.8度の中、K村研究員が動物プランクトン採集中。昼夜のIONESSの3時間オペレーション、その後の試料処理。本当にタフガイである。

    21:00-24:00 IONESS(Final observation at K2)
    表層+亜表層の動物プランクトン捕集。ねらいは外洋域の生物から人工放射性核種が検出できるか否か?

    24:00 ラジオゾンデ放球
    K2離脱。JKEOまで約57時間。
  • 25:00 もう一度湯船につかって湯上がりに一杯。海況にめぐまれた今回のK2。スケジュールが順調に消化でき過ぎて疲れた。

2011年4月22日 Station K2 (北緯47度、東経160度) Day4

船内時間:日本時間+2時間
  • 07:00 天候:曇り時々小雨、気温:2.0度、水温:1.6度、塩分: 33.0、波高:2.6m、風速:9m/sec
    船内TVでは「プラ(ンクトン)ネット•アース」放映中。
  • 06:00-08:00 NORPACネット
    08:30 採水(放射能、基礎生産関係)
    09:30-10:00 T-NORPACネット
    11:00-14:00 IONESS
    (13:00 ラジオゾンデ放球)
    IONESS表層付近ネットには大量の”トロロコンブ”状のものが。外洋域で珪藻ブルーム???

    14:00-15:30 NORPACネット
    予定より30分早く終了。Kimopy体調不良?

    16:00-19:00 現場ろ過(RI 3hr.)
    今回は人工放射性核種用サンプリング

    21:00-24:00 IONESS
    (24:00 ラジオゾンデ放球)
    25:10 サンプル処理/後片付け終了。
    体の芯まで冷えきったのでウイスキーのお湯割り一杯。
  • 本日もヘビーな一日。明日はK2最終日。

2011年4月21日 Station K2 (北緯47度、東経160度) Day3

船内時間:日本時間+2時間
  • 03:30 採水(基礎生産)
    04:30 FRRF
  • 07:30 FRRF
    08:00 採水(PE、RI)
    09:00 採水(古細菌)
    気温:2.0度、水温:1.7度、塩分: 33.0、波高:3.3m、風速:11m/sec
    今のところ順調に観測を消化
    エアサンプラー(HVS)も快調にエアロゾルサンプリング中

    11:00 FRRF
  • 11:30-18:30 現場ろ過
    (途中 ラジオゾンデ観測(JAXA)、表層海水サンプリング)
  • 回収は雨の中の作業
  • 18:30 FRRF
    今のところ順調に観測を消化。ただし風速が10m/secを下回らない。

    19:00 NORPACネット
    21:00 VPR
    21:30-22:00 T-NORPACネット
    久しぶりにジム&サウナ&ビール。
    24:00 ラジオゾンデ観測(JAXA)
    (ところでJAXAの作業着。アルファベットAが☆の形をしたデザイン文字が背中に大きく刺繍されておりクール!航海終了後JAMSTEC作業着との交換を申し出たが断られる。)

    終了

2011年4月20日 Station K2 (北緯47度、東経160度) Day2

船内時間:日本時間+2時間
  • 07:00 気温:1.4度、水温:1.7度、塩分: 33.0、波高:3.1m、風速:11m/sec
  • 06:45 漂流トラップへ塩水充填
    南国育ちの「緊急調査チーム」にも手伝ってもらう。彼らにもっともっと仕事をしてもらうためには防寒グッズを与える必要有り。

    07:30 エアロゾルサンプラーの連続運転開始
    08:00 漂流トラップ投入作業
    作業前に「防寒の達人」(ヘルメットに装着する耳当て/フェースガード)を「緊急調査チーム」に配給。
    甲板作業前の儀式(?)「ゼロ災」の後、作業開始。天候は晴れ時々みぞれ。

    10:00 LISSTによる水中粒子現場測定
    3.11 東京大学 大槌研究所で被災したLISSTだったが、無事本航海に参加。

    11:00 採水(バクテリア東大)
    波高2.9m, 風速9m/sec

    15:00 NORPACネット
    今回も、時間の許す限りネットの鉛直曳きが行われ、有孔虫が集められる。今では最も過酷な観測と恐れられている。ガンバレ!助手のミホちゃん。

    17:30-19:30 現場ろ過
    21:00 IONESS
    23:30 サンプル処理
    24:30 終了。

    今のところほぼ順調。

2011年4月19日

船内時間:日本時間+2時間
  • 02:30 表層海水サンプリング。着替えを含め20分だけ目覚め。
    しかし船体動揺激しく寝付けない。
  • 06:30 北緯46-29度、東経159-15度
    気温:1.1度、水温:2.1度、塩分: 32.9、波高:5.1m、風速:21m/sec
    海況は大時化。

    07:00 ブリッジにて打ち合わせ。K2到着は昼前?結果、午前中待機。
    朝食後、デッキに固縛された漂流系の様子を確認。勝手に漂流していることはなかった。その後、コンパスデッキ上のエアロゾルサンプラーを確認。昨日まで風弱く風向悪くサンプリング量が少ない、と嘆いていたのに、今はほぼ正面から20m/sec以上の風を受け”ガンガン”にポンピング/サンプリング中。

    10:00 JAMSTEC研究者と次期航海について打ち合わせ。
    12:00 K2着。しかし荒天。夕食まで待機、を決定。
    昼食はカツカレー。船体動揺激しく、食欲低下。大盛り一杯でおかわりできなかったのが悔やまれる。

    13:00 エアロゾルフィルター交換
    18:00 採水(ルーチン)
    波高が4m弱になり始めたので決行。
    SST1.8度。表層混合層約80m、水深110mに中冷水が存在。クロロフィル濃度約0.5mg/L。K2は冬から春への移行期である。

    21:30 採水器ondeck
    気温1度。第一ブイ格納庫も超寒い。
    取水開始。スタメンで起用される。「年寄りをこき使って」と思ったが、CTD室内の方が暖かく、また割当箇所は広く、空調の温風があたるところであった。気がつけば両隣は”ひな壇”の”やや”年寄り。WKT採水班長の配慮に感謝。

    23時終了 サウナへダッシュ。15分後ようやく”解凍”。
  • 24時 波高4m、風速18m/sec。明朝までに少しは低下してくれるか?

2011年4月18日

船内時間:日本時間+2時間
  • 03:30 表層海水サンプリング。着替えを含め20分だけ目覚め。
    07:00 ブリッジにて採水決行を確認。
    07:30 北緯43-44度、東経154-52度)
    (気温:3.0度、水温:2.6度、塩分: 32.9、波高:3.2m、風速:5.2m/sec )
  • 08:30 KNOT(44N/155E)着。採水(ルーチン)
  • 甲板では漂流系の準備。空気は冷たいが風弱く、快晴。オットセイ発見。作業を中断、しばし見学。
  • 表層海水サンプリング
    離脱時、エアロゾルフィルター交換

    13:00 ラジオゾンデ観測
    白い気球と青い空のコントラストが美しかった。
    漂流系の準備再開。ポスドクの学生が”ライフジャケットを通して”ロープをトップブイに接続。あまりのボケぶりに一同大爆笑。
  • 15:00 乗船代表者会議。
    明日からのK2での観測作業について。予定より早く到着しそうなので漂流系投入から開始。スケジュール案に基づき作業の組み合わせ、開始時間等を再検討。海況は良さそう。何とか予定通り観測を消化したいものである。

    19:30 表層海水サンプリング
    作業しながら「緊急調査チーム」メンバーと談笑。
    「やっぱり「みらい」は揺れますね」「えっ?全然揺れてないけど。」
    と、いってたら次第に揺れが大きくなる。
    23時頃には波高5m、風速20m/sec。船速もみるみる低下で12knot。そんな海況予測だったっけ??明日大丈夫か?

2011年4月17日

船内時間:日本時間+1時間
  • 05:30 北緯39-49度、東経148-26度)
    (気温:5.6度、水温:9.0度、塩分: 33.9、波高:3.3m、風速:13m/sec )
    KNOTへ向けて航走中。

    07:15 エアロゾルフィルター交換
    この24時間であまりポンピングしていない。10knot以上で航走していても、必ずしも前から風をうけているわけではないことを実感。

    07:30 表層海水サンプリング
    09:00 北緯40-09度、東経149-28度
  • (気温:5.5度、水温:3.8度、塩分: 32.9、波高:3.3m、風速:10m/sec )
    KNOTへ向けて快調に航走中。

    13:30 採水練習。
    14:30 表層海水サンプリング
    15:00 現場濾過器電池交換など
    17:00 夕食時に早くも艤装解除の話題が。
    ◯我々としてはドッグ明けの航海なのでできる限り荷物を搭載したままにしたい。
    ◯しかしドッグの水深が浅いのでできるだけ船を軽くしたい→できる限り荷物を降ろして欲しい。
    ◯5/5(木)に陸揚げした荷物を5/6(金)にむつ着で送れるか?何よりも連休中であり、震災後であるため、作業する乗船者が移動できるか?
    ◯それなら6月末まで横須賀に荷物を置いておく事は可能か→パレット60枚以上を置くスペースは横須賀にあるのか?(潜水船整備上に仮置きできないか?)
    等々解決策は見つからず。

    20:30 表層海水サンプリング
    (*エアロゾルフィルター交換は、流量が小さかったので、明日に延期)

    22:00 時刻改正+1。結果、LST(船内時間) = JST(日本時間) + 2hr. = UTC(世界標準時) + 11hr.

2011年4月16日

船内時間:日本時間
  • (07:00現在 北緯38-08度、東経143-17度)
    (気温:11.6度、水温:10.7度、塩分34.09、波高:2.8m、風速:14m/sec )
  • 04:00 Stn.C 38-08.7N / 143-19.0E 採水
    今回も海底付近の濁度は高かった模様。「これは明らかに地震の影響」とは高知コア研のN口研究員。彼の分析では溶存マンガン濃度も高いようであり、海底付近はやや還元的になっているとのこと。

    06:30 採水器ondeck。
    09:00 Stn. D (38-06.8N / 143-05.0E, 1800m) 採水
    09:00 表層海水サンプリング#6
    10:00 フィルター交換
    10:30 採水器ondeck。離脱。これにて地震/津波発振源の緊急調査は終了。
    本船はStn. KNOTへ向けて航走開始(航走時間 約44時間)。
    本調査のために採水器を総取替えしてくれたMWJさんに感謝感謝。

    12:00 ゾンデ観測。
    実は同観測を見るのは初めて。”風船”の入った筒が浮上、ハッチが開いて筒が斜めになり、風船が放たれる。あっと言う間に鉛色の空へ。

    20:30 表層海水サンプリング#7
  • 夜 決起集会(本日は「浦霞」(宮城県))。

2011年4月15日

船内時間:日本時間
  • (07:00現在 北緯37-55度、東経143-21度)
    (気温:9.2度、水温:7.2度、塩分33.31、波高:1.3m、風速:6.4m/sec)
    (02:30 表層海水サンプリング#3)

    06:00 起床
    06:30 表層海水サンプリング#4
    (* フィルター交換は昨夜からの流量が3m^3程度なので実施せず)
  • (08:30 まだ映る衛星放送からは地震速報。「船の揺れの方がまだマシ」と、つくばのJAXAから参加のK上研究員。<しかしこれからは陸が恋しくなりますよ>)
  • 10:00 stn. A(38-10.6N / 143-33.0E, 3437m) 採水
    津波発振源域での観測。海底変化によるガス成分、微生物放出の可能性を調査。
    デッキ上ではIONESS(曳航型多段式大型プランクトンネット)の準備。
    気温12度。「緊急調査チーム」は沖縄トラフ、スマトラ沖、インド洋など南国の調査しか経験したことがないようで「寒い寒い」と連発。先が思いやられる。
  • 10:20 エアロゾルサンプラーフィルター交換
    11:05 タッチセンサーの音が後部操舵室に鳴り響く。海底上10mに到達。採水開始。
    透過度は10%程度低下中。地震の影響なのか、もともと濁度層(タービダイト層)があるのか、かなり濁っているようである。「緊急調査チーム」は俄然やる気がでてきた模様。
  • 11:30 環境モニタリング

    *流木、ビニールシート等漂流物が目視される。ここは三陸から沖合約200km。
  • 13:00 採水器ondeck。"強面の"K口研究員の指示の下、ヘリウム、水素、メタン、栄養塩用取水。
  • 17:00 stn. B (38-12.5N / 143-47.1E, 5730m)採水
    18:00 表層海水サンプリング#5
    18:30 採水器5000m↓。
    こちらも4500mから透過度が低下、海水の濁度が高い様子が窺える。

    21:00 採水器ondeck。取水。
    濁度が高いはずだが採水された海水はそれほど濁っているようには見えない。何故?

    21:00 IONESS
    表層混合層と亜表層の2層の生物採取。

    24:00 IONESS ondeck。試料処理。表層付近中心だったので大漁。
    25:00前終了。気がついたら風速15m/sec強。

    本日も内容の濃い一日となる。

2011年4月11日 出港

船内時間:日本時間
  • 10:00 出港
    震災発生後はあきらめていた航海。しかし、多くの人の、様々な尽力で実施できることになった。加えて様々なミッションが付加された航海。いつも以上に身が引き締まる思い。

    11:00 船内生活ブリーフィング
    船酔い、二日酔い、地震酔い、が重なり苦しい時間帯。

    12:50 放射線量測定
    これから毎日、放射線取扱主任者といっしょに複数の定点で放射線量を測定する予定(サンプリングのバックグランド確認のため)
  • 13:15 避難訓練

    14:00 緊急課題採水打ち合わせ
    津波発振源での採水項目、手順の確認。24時間で採水4キャスト+IONESS 3時間。ローテーションを組んでほぼ乗船者全員で対応することに決定。

    15:30 乗船者会議
    航海概要説明と自己紹介。被災した東京大学大槌臨海研究所で奇跡的に無事だったLISST(水中粒子測定装置)観測も実施。今回は女性が12人乗船(乗組員1、研究者2、マリンテック9)。自分の航海では最多。

    16:45 金比羅さん
    航海の安全、実りある成果、そして東日本大震災(含む原発事故)の1日も早い終息と被災地の1日も早い復興を祈願して。お神酒は「頑張れ東北!」ということで福島のお酒(製造年は昨年)。
  • 18:00 表層ポンプ稼働開始。

    18:20 表層海水採取
    始めての作業。スターラーがうまくいかない、試薬の添加し忘れ、あれがない、これがない等いろいろ手間取る。が何とかスタート。これから緯度1度毎に採水。15knotで船が走れば4時間毎の作業。

    22:20 表層海水採取
    2回目なので作業はスムーズになる。今後は一人で作業可能。

    22:50 大気塵サンプラーフィルター交換
    15knotで走っているのでコンパスデッキはさぞ強風であろうと、思いきや無風状態(追い風なので相対的に無風となっていたようである)。こちらも昼間なら一人で作業可能。
  • 上記作業に加えメールの立ち上げや、観測スケジュールの案内。いつもと違って大変忙しい航海初日であった。
ベイブリッジ
ベイブリッジ
横浜港
横浜港
大気塵収集装置
大気塵収集装置