Wave Gliderの概略
(株式会社ハイドロシステム開発より)
特徴
- 燃料不要の波力推進機構
- 半径40m以内の定点保持能力(CEP90: 風浪階級3、流速0.5kt以下)
- 太陽光蓄電システムを搭載
- 豊富なペイロード
- リアルタイムデータ通信
- 遠隔制御のためのユーザフレンドリーなGUI: WGMS(Wave Glider Management System)
Wave Gliderは、任意のポイントへの移動や、一定範囲内に留まることが可能な自律型海洋プラットフォームである。本体は主に、海面フロート、アンビリカルケーブル、水中グライダーの3つのユニットで構成されている(図-1)。海面フロートは、安定性が高い低姿勢構造となっており、多種多様な機器を搭載することが可能である。波の力を推進力に変換して航行する為、ガソリン等の燃料を一切必要としない(図-2)。
また、搭載機器への電力供給を目的とする太陽光蓄電システム、制御コンピュータ、衛星通信システムもフロート中央部に搭載されており、イリジウム衛星を介して、航法制御、取得データの転送等が行うことができる。水中グライダーも単に波力を推進力に変換するだけではなく、信号・電源ケーブルを兼ねたアンビリカルケーブルを介して、水中音響モデム等の中継点としても利用可能である。
JAMSTECでは、SV3(新型)とSV2(旧型)のWave Gliderを所有している。SV3とSV2の基本仕様は図-3,4の通り。
また、搭載機器への電力供給を目的とする太陽光蓄電システム、制御コンピュータ、衛星通信システムもフロート中央部に搭載されており、イリジウム衛星を介して、航法制御、取得データの転送等が行うことができる。水中グライダーも単に波力を推進力に変換するだけではなく、信号・電源ケーブルを兼ねたアンビリカルケーブルを介して、水中音響モデム等の中継点としても利用可能である。
JAMSTECでは、SV3(新型)とSV2(旧型)のWave Gliderを所有している。SV3とSV2の基本仕様は図-3,4の通り。
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図−1:Wave Glider(SV3)概要
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図−2:Wave Gliderの推進原理と特徴
![Stacks Image 119](files/stacks-image-1ccf122-790x800.png)
図−3:Wave Gliderの基本使用
![Stacks Image 84](files/stacks-image-0e72dae.jpg)
図−4:SV2とSV3のフロート比較