プレスリリース
国立研究開発法人海洋研究開発機構
北極域研究船名称の一般公募について
国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」)は、現在建造中の北極域研究船について、広く一般の皆様に知っていただき、JAMSTECの活動に一層の理解と親しみを持っていただくことを目的として、名称の一般公募を下記のとおり実施しますのでお知らせいたします。
記
1.北極域研究船の情報
名称:「北極域研究船の船名を考えよう!」
URL : https://www.jamstec.go.jp/parv/j/event/namingcontest/
2.募集期間
3.募集方法
4.その他
別紙
北極域研究船名称一般公募 募集要項
国立研究開発法人海洋研究開発機構
JAMSTECでは、海氷減少などの急激な環境変化が進む北極域が抱える課題解決に科学的な側面から貢献していくため、日本初となる砕氷機能を持った研究船である北極域研究船の建造を進めております。
この北極域研究船について、広く一般の皆様に知っていただき、JAMSTECの活動により理解と親しみを持っていただくことを目的として、名称を下記の通り募集します。
なお、完成予想図、主要目、特徴などは別添を参照してください。
【応募資格】
【応募締切】
【応募方法】
※応募フォーム以外の方法では応募はできません。
ご応募完了後、「北極域研究船 応援隊員認定証(電子表示)」を発行いたします。
なお、特設ウェブサイトに北極域研究船に関する詳しい情報を記載しています。
【選考方法】
【船名発表】
【副賞等】
- (1)
- 決定された名称をご応募された方の中から、抽選で当該船名の命名者を選定し、副賞を贈呈いたします。なお、命名者の方は、今後の広報活動等においてご紹介させていただくことがあります。
- (2)
- 決定された名称をご応募された方の中から、抽選で若干名にJAMSTECオリジナルグッズを贈呈いたします。なお、当選者の発表は、当選者への連絡をもって代えさせていただきます。
別添
名称を募集する北極域研究船
完成予想図
【主要目等概要】
●主要目
全長 | 128メートル |
幅 | 23メートル |
喫水 | 8メートル |
国際総トン数 | 13,000トン |
砕氷能力 | 平坦1年氷1.2mを3.0ktの船速で連続砕氷可能 |
耐氷能力 | ポーラークラス4 ※ |
発電機 | ディーゼル 約5,600㎾ 3基 デュアルフューエルディーゼル(DFD) 約2,600㎾ 1基 |
推進機 | 可変ピッチプロペラ |
乗員 | 99名(乗組員34名/研究者等65名) |
竣工(予定) | 2026年11月 |
※国際船級協会連合(IACS)が定める氷海における船の耐氷能力を証明する統一規則。
ポーラークラス4は、「多年氷が一部混在する厚い一年氷がある海域を通年航行可能」と定義。
●設計コンセプト
- 大気・気象・海洋・海氷などに関する様々な観測が可能となる機器・設備の搭載
- 必要十分な砕氷・耐氷性能(ポーラークラス4)と通常海域を含む航行性能を両立するための船型
- 海氷域における安全かつ効率的な航行を支援する先進的なシステムの搭載
- デュアルフューエル機関の採用による環境負荷低減、低燃費の工夫
- 充実したラボスペース、優れたネットワーク等の世界レベルの研究環境の整備
- 十分な定点保持機能と効率的な推進システム
- ROV、AUV等の無人探査機器の運用
- 安全確保、海氷等観測用のヘリコプターの運用機能
- 国際研究プラットフォームとして、ユニバーサルな居住環境(全個室など)の整備
- 豪雨等による自然災害発生時の被災地支援対応
北極域研究船の詳細、取り組む研究テーマ等については、
「北極域研究船の船名を考えよう!」特設ウェブサイトをご覧ください。
また、本船の特徴については、
「NEXT CHALLENGE -北極域研究船プロジェクト始動-」動画も併せてご覧ください。
【参考情報】
船名募集期間中である、2023年 7月 15日(土)から 10月 9日(月・祝)まで、国立科学博物館にて、特別展「海 -生命のみなもと-」を開催し、その中で北極域研究船についても紹介しています。
- お問い合わせ先:
(報道担当) - 海洋研究開発機構 海洋科学技術戦略部 報道室