JAMSTECでは、広い海底に何があるのか、海底の下で何が起きているかなどを明らかにするために、2016年4月頃の就航を目指して、新しい海洋調査船の建造を始めました。
この海洋調査船について、広く一般の皆様に知っていただき、JAMSTECの活動に、より理解と親しみを持っていただくことを目的として、名称を下記の通り募集します。奮ってご応募ください!
「海底広域研究船」
(完成予想図、主要目、特徴など)
2014年5月31日(土)17:00まで
原則として日本国内在住の方
(海外からの応募も受け付けいたしますが、副賞の抽選対象から外させていただく場合があります。)
応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
下記の基準を満たしていると思われる海洋調査船の名称をご応募下さい。
(1)JAMSTECの海洋調査船の名称にふさわしいこと。
(2)日本の海洋研究開発の新しい時代を切り拓いて行くイメージを想像させる名称が望ましい。
JAMSTEC役職員で構成される名称選考会を開催し、一般公募により寄せられた名称案をもとに、選考会メンバーの合議により、上記応募基準に合致しかつJAMSTECの船名として最もふさわしいと判断されたものを、海洋調査船の名称として決定します。
決定された名称は、2015年5月頃に行う命名・進水式にて公表します。
(1)決定された海洋調査船の名称を応募された方の中から抽選で1名を当該船名の命名者とし、副賞を贈呈いたします。なお、命名者の方は、今後の広報活動等においてご紹介等させていただくことがあります。
(2)海洋調査船の名称を応募された方の中から抽選で若干名にJAMSTECオリジナルグッズを贈呈いたします。なお、当選者の発表は、当選者への連絡をもって代えさせていただきます。
独立行政法人海洋研究開発機構 広報部 広報課
全長 | 約100メートル |
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幅 | 約19メートル |
総トン数 | 約5,500トン |
航海速力 | 12.0ノット (時速約22キロメートル) |
航続距離 | 約9,000海里(約16,000キロメートル) |
最大搭乗人員 | 65名(船員27名/研究者等38名) |
JAMSTECでは、日本の周りの広い海洋に存在する海底資源の科学調査や、大きな津波を引き起こす海底地震のしくみを解き明かすなど、広い範囲の海底を効率よく調査できる海洋調査船を建造します。
この船は、海底下の断層を立体的に調査できる探査装置や、船から吊り下げて海底下の地層を採取する掘削装置を持っています。
また、海底近くを独力で調査するロボットや、船とケーブルで結ばれて人が遠隔操縦するロボットを搭載しています。
今までのJAMSTECにある船「かいれい」(4,517トン)、「よこすか」(4,439トン)よりも大きく、「みらい」(8,687トン)に次ぐ大きさです。(最近作られた「新青丸」は全長66メートル、幅13メートル、1,629トンです。) とても多くの研究者が乗ることができ、いろいろな研究の機器や設備を持っていて、広い海洋に乗り出して様々な研究をすることから、『海洋に浮かぶ研究所』のようです。