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JAMSTECニュース

海底広域研究船を「かいめい」と命名
命名・進水式が執り行われました

平成27年6月7日に三菱重工業株式会社下関造船所において、佳子内親王殿下の御臨席を賜り、建造中の海底広域研究船の命名・進水式が執り行われ、「かいめい」と命名されました。

一般公募による船名案の中から、応募基準の“海洋研究開発の新しい時代を切り拓いて行く”というイメージに合致し、深海を調査し深海底の謎を解明する海洋研究船として、この船名が選ばれました。船名募集では皆様からたくさんのご応募をいただきましてありがとうございました。

命名・進水式では、下村博文文部科学大臣の代理として藤井基之副大臣により命名され、佳子内親王殿下の支綱ご切断により、無事に進水しました。

「かいめい」は、3次元地震探査システムによる海底下地殻構造探査、海底設置型掘削装置等による海底サンプリング調査、自律型無人探査機(AUV)の複数機運用や音響機器による海底の精密調査により、我が国周辺海域に存在する海洋資源の科学調査など海底の広域科学調査を加速させることが期待されます。

同名を提案いただいた方の中から安井 槙人さん(小学3年生・京都)が船名提案代表者に選ばれ、命名・進水式にご参加いただきました。
「新しい海洋研究船の船名にぼくが応募した名前が選ばれて本当に嬉しいです。この研究船がいろいろな謎を解明してくれることを期待しています。」

今後、同造船所で、引き続き艤装工事を進め、海上公試により性能を確認し、平成27年度末に引き渡されます。その後、慣熟訓練を実施し、実運用に備える予定です。

佳子内親王殿下の支綱ご切断により進水いたしました

佳子内親王殿下の支綱ご切断により進水いたしました

藤井基之文部科学副大臣による命名

藤井基之文部科学副大臣による命名

「かいめい」の船名文字は、命名者の下村博文文部科学大臣の揮毫によるものです

「かいめい」の船名文字は、命名者の下村博文文部科学大臣の揮毫によるものです

船名提案代表者の安井槙人さん(小学3年生)とお話しになる佳子内親王殿下

船名提案代表者の安井槙人さん(小学3年生)とお話しになる佳子内親王殿下

海底広域研究船「かいめい」

海域研究広域船「かいめい」

主要目等

全長 約100メートル
19.0メートル
総トン数 約5,800トン
航海速力 12.0ノット
航続距離 約9,000海里
最大搭載人員 65名(船員27名/研究者等38名)