2018年4月6日
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立大学法人東京大学生産技術研究所
国立大学法人九州工業大学
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
三井E&S造船株式会社
日本海洋事業株式会社
株式会社KDDI総合研究所
ヤマハ発動機株式会社
国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立大学法人東京大学生産技術研究所、国立大学法人九州工業大学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所、三井E&S造船株式会社、日本海洋事業株式会社、株式会社KDDI総合研究所及びヤマハ発動機株式会社の若手研究者・技術者からなる「Team KUROSHIO」は、海中ロボット等を用いて、超広域高速海底マッピングの実現を目標とする海底探査技術の国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」に挑戦しています。
このShell Ocean Discovery XPRIZEのミッションは、無人で水深4,000mの海底を超高速かつ超広域に探査し、海底地形図を作成することです。Team KUROSHIOでは、いよいよ2018年10-11月に行われるRound2実海域競技(決勝)に向けて、万全な準備をするために、クラウドファンディングを通じて支援金を募集いたします。詳細は以下のとおりです。
世界に海洋立国日本の「底ヂカラ」を見せるために、ぜひ皆様のお力をお貸しください。
Team KUROSHIO広報担当 杉山・大久保
電話: 046-867-9250
E-mail: kuroshiopr(at)jamstec.go.jp
1995年に設立された米国の非営利組織である「XPRIZE財団」によって運営され、世界の大きな課題を解決することを目的とした世界コンペティション。「学習」「探査」「エネルギーと環境」「世界規模の開発」「生命科学」の5分野をテーマとする。最近では、民間による最初の月面無人探査を競う「Google Lunar XPRIZE」が話題となった。
〇目標
・500km2の海底マッピング(解像度:水平5 m、垂直50cm以上)の実現
〇主なルール
・支援母船を用いない等、海域に人が立ち入らない(海域へのロボットの展開・回収含む)
・機材の持込みは40feetコンテナ1つまで
・調査後48時間以内での海底地形図の作成及び提出
〇賞金総額
・700万ドル(約8億円)
〇コンペティション内容
Shell Ocean Discovery XPRIZEでは下記の2ラウンドで海底マッピング技術を競います。
①Round1技術評価試験(2018年1月実施)
・高速かつ広域での海底探査に必要な11項目の技術に関する評価試験
②Round2実海域競技(2018年10-11月開催)
・水深4,000mで24時間以内に最低250km2以上の海底マップ構築
・海底ターゲットの写真撮影(10枚)
〇Shell Ocean Discovery XPRIZEのスケジュール
Shell Ocean Discovery XPRIZEはおよそ3年間にわたるコンペティションです(図参照)。現在はRound2実海域競技に向けて、機器の改造及び信頼性向上のための技術開発等を行っています。