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国立研究開発法人海洋研究開発機構と国立大学法人東京農工大学が連携・協力に関する協定を締結

2022年 3月 8日

1.概要

国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永是、以下「JAMSTEC」)と国立大学法人東京農工大学(学長 千葉一裕、以下「東京農工大学」)は、組織的連携による共同研究、研究拠点の形成や産学連携の促進、学生の教育・人材育成等を目的とし、包括協定を締結しました。

2.目的

世界の人口増加と人類の活動の拡大に伴い、地球規模の資源・エネルギー、水、食料等の制約が大きな課題となっています。同時に、地球温暖化に伴う気候変動、海洋⽣態系への影響、環境汚染といった地球環境の危機も地球規模の課題を一層深刻化しています。

これらの課題に対処し、持続可能な未来を切り拓くためには、陸域・海域を通じたグローバルなシステム全体の視点での物質・エネルギー循環を理解したエネルギー・資源・食料・水戦略が不可欠です。

東京農工大学は、陸域生態系の農学的・工学的管理に基づく脱炭素社会、持続可能社会の実現に向けた教育研究を推進しており、また、マリンバイオテクノロジー、水圏環境調査をはじめ、海洋バイオ関連研究に携わる研究者も多数おります。

JAMSTECは、海洋と地球に関する総合的研究開発機関として、地球規模の環境変動や物質循環、海底資源、生命の進化、地震や火山活動の実態解明などに取り組み、人類の未来を開くために、最先端の研究とこれを支える施設設備等機器の技術開発を推進し、その成果を社会に還元していくことを目指しています。

海洋にかかる研究開発を行っているJAMSTECと、東京農工大学の農工先端研究分野が連携することで、海域と陸域をつなぐシームレスな循環型・持続可能社会を創成する新たな研究拠点の形成を目指すとともに、研究指導における連携を通じた学生の教育・人材育成等も推進します。