※大変恐縮ですが、ディスカッションコーナーの一部で音声が聞き取りづらくなっております。
2021年8月、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)による最新の第6次評価報告書:自然科学的根拠が公表されました。本講演会では、地球温暖化を引き起こす大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の増加が近年どれほど進んだのか、これからのCO2排出量をどの範囲に抑えなければならないか、新型コロナウイルス感染症の流行で経済活動が停滞したが温暖化は鈍ったのか、など報告書に研究者が貢献した内容を含めた科学的成果をわかりやすくお伝えします。
IPCCの評価は、日本の目標となった「2050年カーボンニュートラル」や、あわせて紹介する国の方針や自治体での取組の背景にもつながっています。近く開催されるCOP26(気候変動枠組条約の締約国会議)での国際交渉にも影響を与えるであろう最新の知見に触れ、私たちの生活とのかかわりについてみなさんと一緒に考えたいと思います。
国立研究開発法人海洋研究開発機構 研究推進部
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