YK13-02航海終了!編

2013/02/25

川口 慎介(海洋研究開発機構 海洋・極限環境生物圏領域)

【魂みたいなものは「よこすか」に置いてきた】
2月25日09時30分,「よこすか」はモーリシャス・ポートルイスに入港しました。これにてYK13-02航海終了です。サイクロンの余波による出港遅延にはじまり,10日間潜航無し,かいれい熱水域には接近すら出来ずと,必ずしも海況に恵まれたとは言えない航海でしたが,それでも「白いスケーリーフット」を含む多くの試料を採取しており,船上実験でもすでにポジティブな結果がえられている(らしい)ので,今後の研究成果が期待されます。

2月21日のレポートで紹介した「提督の決断」の結果,「外れるのはゴリ」「そらそうよ」ということになり,ワタクシこの航海で「よこすか」を降りることになりました。提督に「高井グループ内の人事異動だ!」と強弁されては「たかが研究員」のワタクシは涙を飲むしかありません。あぁもっと乗っていたかったなー(棒読み)。ということでワタクシがお送りするYK13-02航海レポートはこれでオシマイです。

「えー!毎日レポート楽しみにしてたのに!」という全世界320人のQUELLEファンの皆さんに朗報です。3月24日,名古屋市科学館サイエンスホールにて,西澤 首席と渡部 研究員がスペシャルトークを行います。清く正しく美しくを標榜する本レポートでは書ききれなかった明るく楽しく激しい話題も盛りだくさんにお話しする予定です。時は来た!
名古屋市科学館-JAMSTEC連携事業「地球ライブ!」


写真:YK13-02日本人研究者一同