うれしい訪問者

2013/05/14

長野 由梨子(海洋研究開発機構 海洋・極限環境生物圏領域)

昨日5月13日、本航海(ブラジル沖YK13-04 leg2)2回目の潜航が行われました。潜航者はブラジル側の総大将Vivian(サンパウロ大学)です。出発前は、初潜航で少し緊張していたようでした。着底後に「しんかい6500」から送られてくる映像はやはり、前潜航と同じく砂漠のような海底の様子…さて、オアシスは見つかったのでしょうか?

ところで、本航海、"嵐を呼ぶ男"としてJAMSTEC内外にその名を轟かせている某首席が乗船しているにも関わらず、出港してからというもの海は非常に穏やかに凪いでいます。(有り難い!)そんな中、時折私たちを楽しませてくれている訪問者がいます。好奇心旺盛なクジラです!今日も船の近くまできて、本船の下に潜っては、右へ行ったり、左に行ったりを繰り返していました。それに合わせて、研究者も乗組員もカメラを片手に右往左往。このあたりの海域は南極から回遊してくるクジラの通り道になっているそうで、よくクジラが見られるそうです。

そんなこんなしているうちに本日(5月14日)、第3回目の潜航が始まりました!今日の潜航者はJAMSTECの吉田尊雄主任研究員です。どんなサンプルを持ち帰ってきてくれるでしょうか?


写真1:潜航前のVivian、少し緊張気味?


写真2:初潜航後にバケツ洗礼をうけるVivian


写真3:船の近くまできて様子を伺っている(?)クジラ


写真4:ブラジル研究者のPauloさん曰くミンククジラ?


写真5:「しんかい6500」の観察窓から顔を覗かせている吉田尊雄主任研究員