更新日:2019/11/26

公募研究

以下の公募研究募集は終了致しました。


中緯度海洋は大気変動に受動的であるという従来の気候力学の常識を覆し、強い暖流域と水温前線域が能動的に大気に影響する「気候系のhotspot」であるという新パラダイムを、観測研究と数値モデリングの融合により更に深化させ、「大気・海洋変動の予測可能性」や「地球温暖化」の分野にまで応用し、格段に進展させる。hotspotにおける多階層的な大気海洋のスケール間相互作用の理解を進め、それが豪雨・豪雪や爆弾低気圧・台風など顕著な気象現象や海流の予測にどう影響し得るか、更に温暖化した気候系でhotspotが果たす役割、それらの包括的知見を初めて得る。

計画研究では、数日規模の顕著気象現象(A01)、大気・海洋循環の十日から数年規模の変動(A02)、より長期の自然気候変動や温暖化した気候系における中緯度大気海洋相互作用の役割(A03)に注目する。これらの計画研究と緊密な連携を取りつつ、その間を補い、新しい視点をもたらすことで、領域全体をより深く/広くする公募研究を求める。重視する研究内容は以下のとおり:

  1. 中緯度大気海洋相互作用に関わる現象・過程の実態解明を目的とする現場観測。計画研究が実施する観測と連動し、新たな変数・見方を加えるような観測研究。最先端の自動測器を利用した挑戦的な観測研究も歓迎する。
  2. 計画研究が実施する数値モデリングやデータ解析を補完する特徴ある数値実験や最先端の高解像度モデリング。計画研究の数値実験データを全く新しい視点で解析する研究も望ましい。
  3. データ解析では、計画研究が整備するCMIP5/6データ、最新の人工衛星観測データ、高解像度の客観解析・再解析大気循環データ、海洋同化データ等を用いた、温暖化に伴う変化を含め中緯度大気海洋相互作用に関与するプロセスの解明を目指す研究。
    応募金額は、観測研究は単年度当たり970万円、それ以外は単年度当たり300万円を上限とする。

詳細は「令和2(2020)年度科学研究費助成事業-科研費-公募要領(新学術領域研究・特別研究促進費)」をご確認下さい。