Seasonal Prediction

 Behera and Yamagata (2001)はインド―太平洋域における気圧の経年変動に対するインド洋ダイポールモード(IOD)の影響について調べました。彼らはIODインデックスと全球の海面気圧偏差の相関解析を行った結果、インド洋の西部と東部に正負の極が現れることを発見しました。インド洋東部における正の相関はオーストラリアまで及び、IODインデックスは南方振動の西側の極であるダーウィンの気圧と約0.4の相関があることがわかりました。この関係は十年毎に変化し、1977~1987年はIODの発生が減少したため、相関は弱くなりました。一方、IODインデックスは太平洋東部の海面気圧偏差とはほとんど相関がみられませんでした。

Southern Oscillation

Reference: Behera S.K. And T.Yamagata. Impact of the Indian Ocean Dipole on the southern oscillation. 2001, Manuscript submitted to J.Climate. (html, pdf)