平成25年8月27日に宮城県漁業協同組合塩竃総合支所にて、宮城県漁業協同組合、宮城県水産技術総合センターと共同で、アサリ勉強会を主催しました。
アサリ資源は、全国的な干潟の減少に伴い、30年以上にわたり減産し続けています。宮城県も例外ではなく、特に、震災による地盤沈下は、重要なアサリの生息域である干潟環境をかく乱し、その影響が心配されています。そこで、新しいアサリの天然採苗法や垂下養殖技術を開発し、成果を上げている水産総合研究センター増養殖研究所の日向野純也(ひがの じゅんや)さんと三重県浦村アサリ研究会の浅尾大輔(あさお だいすけ)さんをお招きし、先進的なアサリの増養殖技術についての勉強会を開催することになりました。当日は、80名以上の漁業関係者の方々が集まり、アサリの増養殖については特に関心が高く、質問時間が不足するほどでした。さらに勉強会終了後にも、十数名の漁業者の方々が講演者を囲み熱心に質問を続けられる状況で、大盛況のうちに終了しました。
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