平成25年10月4日~5日に東北海洋生態系調査研究船(学術研究船)「新青丸」の披露式と一般公開が船籍港となる岩手県大槌町大槌港にて行われました。
披露式には約60名が参加し、主催の海洋研究開発機構の平理事長と、この船の共同運航を担う東京大学大気海洋研究所の新野所長から「新青丸」の説明や、ご来賓となる文部科学省の木村企画官、岩 手県沿岸広域振興局の斎藤局長、岩手県大槌町の碇川町長からご祝辞を頂きました。また、TEAMSのプロジェクト概要を海洋研究開発機構の藤倉克則チームリーダーが木島明博代表に代わって説明し、「 三陸漁業の復興に寄与するため調査研究を推し進めていきます。そのためにはこの新しい船を酷使していくことになりますが、『新青丸』はそれに応えうる最新鋭の調査研究船です。」と熱く意気込みを語りました 。
一般公開では、TEAMSと同町にある東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターのブースが設けられ、来場された方々へ説明を行いました。「新青丸」は港の復旧工事中であったことから着岸できず、岸 壁からの見学となりましたが、水平方向に360°回転する推進装置や自動定点保持装置など最新装置による動作を披露し陸上からの歓声に応えました。
各試験を終えた「新青丸」は本年12月からいよいよ本格調査を開始します。
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