2013年 3月 29日
独立行政法人海洋研究開発機構
日本科学未来館
独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)は、日本科学未来館(館長 毛利 衛)との共催により、スペシャルトークイベント 『「冒険宣言!地球の宇宙へ」 -「はやぶさ」と、「ちきゅう」と。-』を開催いたします。
本イベントは、地球深部探査船「ちきゅう」の今後10年を見据えた研究課題について議論する国際ワークショップ「CHIKYU+10」(別紙1)に先立ち、関連広報イベントとして開催するもので、当機構が目指す地球深部の科学掘削と、宇宙の科学が共通する科学的価値と目的を持っている事等を、最前線で活躍する研究者が解り易く紹介し、国民の方々に海洋科学掘削の目指す最先端科学への理解を深めていただくことを目的としています。
記
1. | 開催日時 | : | 平成25年4月14日(日)13:30~15:30(13:00開場) | ||||||||||||
2. | 開催場所 | : | 日本科学未来館「みらいCANホール」 (住所:〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6) |
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3. | 参加 | : | 入場無料・事前登録不要(先着300名) 会場が満席の際は、隣接会場にてご観覧いただけます。 本イベント内容は、インターネット配信を予定しています。 (http://www.jamstec.go.jp/chikyu+10/event/) |
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4. | プログラム | : | 出演者: ・高井 研 上席研究員(海洋研究開発機構) ・吉川 真 准教授(宇宙航空研究開発機構「はやぶさ2」ミッションマネージャー) ・長沼 毅 准教授(広島大学生物圏科学研究科) ・日本科学未来館 科学コミュニケーター 本田隆行 総合司会進行:サッシャ(ラジオナビゲーター)
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5. | 取材申込等 | : | 取材される場合は、以下の期日までにお申し込みください。 なお、社名の分かる腕章を忘れずに持参してください。 取材申し込み締め切り: 4月10(水)17時まで 取材申し込み先:海洋研究開発機構 経営企画部 報道室 TEL:046-867-9198 申し込み:FAXもしくはメール FAX:046-867-9195 、メール:press@jamstec.go.jp |
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6. | 主催 | : | 独立行政法人海洋研究開発機構 | ||||||||||||
7. | 共催 | : | 日本科学未来館 | ||||||||||||
8. | 協力 | : | 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 | ||||||||||||
9. | 後援 | : | 文部科学省、日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC) |
別紙1
ちきゅう」10年計画国際ワークショップ「CHIKYU+10」
CHIKYU+10 International Workshop
独立行政法人海洋研究開発機構は、我が国における海洋・地球に関する総合的研究推進機関として、深海及び深海底下の研究に取り組んでいます。我が国が参加、推進する統合国際深海掘削計画(※1 IODP)においては、日本の実施機関として、地球深部探査船「ちきゅう」を運用し、南海トラフや日本海溝における海溝型巨大地震の震源域調査、海底下の極限環境域での生命探索等、大水深・大深度における科学掘削を行っています。特に、東北地方太平洋沖地震早期の震源域コアの採取は、世界初の試みであり、今後地震発生メカニズムの解明に大きく寄与することが期待されています。
「ちきゅう」がこれまで行ってきた科学掘削は、新たな科学の地平を開くと同時に、非在来型資源、新たなエネルギーサイクルの基礎的な研究や、安全で持続的な社会の発展・構築などの社会的課題について、極めて重要な基礎データをもたらしつつあり、このような「ちきゅう」への期待は、具体的な成果の還元とともに、国民、そして人類へ大きな夢をも与えるものです。
この国際ワークショップでは、今後10年間程度を見据えて地球深部探査船「ちきゅう」で取り組んでいく最先端科学について、世界各国の研究者が一堂に会し、議論を行います。
1.開催期間 | : | 平成25年4月21日(日)~4月23日(火) |
2.開催場所 | : | 一橋大学 一橋講堂
(住所:〒101-8439 東京都千代田区一ツ橋2-1-2) |
3.プログラム | : | 【基調講演】 高井 研(独立行政法人 海洋研究開発機構): 「Realistic limits of biosphere in the Earth illuminated by integrated investigation of ocean drilling and post-drilling research activities」 稲垣 史夫(独立行政法人 海洋研究開発機構): 「Exploration of Deep Carbon Cycle and Limits of Life with CHIKYU」 Harold Tobin(ウィスコンシン大学): 「NANTROSEIZE Riser Drilling to the Megathrust and Long Term Monitoring Observatory Construction」 Mori James Jiro(京都大学): 「Oceanic Transform Fault Drilling and Water Injection: An Active Experiment to Trigger Earthquakes」 Gregg Vane (ジェット推進研究所/JPL): 「How NASA Plans Its Decadal Program of Robotic Exploration of the Solar System」 Kenneth Nealson(南カリフォルニア大学): 「Microbial Expectations for the Marine Deep Subsurface」 Graig Manning(カリフォルニア大学ロサンゼルス校UCLA): 「Ocean Crust/Mantle and the Deep Carbon Cycle」 Clive Neal(ノートルダム大学): 「Formation and Environmental Impacts of Oceanic Large Igneous Provinces」 Robert Stern(テキサス大学): 「Understanding Arc Crustal Differentiation」 Elisabetta Erba(ミラン大学): 「Challenges in Mesozoic Paleoceanography」 Brian Horsfield (ドイツ地球科学研究所GFZ): 「Chikyu+10 and ICDP: Partners in Scientific Drilling」 Adriano Viana (ペトロブラス社PETROBRAS): 「Rifted Margins Evolution Unveiled by Deep Seismic Survey: An Incomplete Scenario that Require Further Investigation」 Cesar Ranero(スペインカタラン研究所ICREA/CSIC): 「Costa Rica SEISMOGENESIS Project (CRISP)」 巽 好幸(神戸大学): 「Ocean creates continent: ultra-deep drilling to the middle crust of the IBM arc」 最新プログラムは、http://www.jamstec.go.jp/chikyu+10/schedule.html#program からダウンロードできます。 なお、会場では英語のみでの発表で、日本語の通訳等はありません。 |
4.取材申込等 | : | テレビカメラ取材等での取材をされる場合は、以下の期日までに、取材申し込み先にお申し込みください。 なお、社名の分かる腕章を忘れずに持参してください。 取材申し込み締め切り: 4月17(水)17時まで 傍聴のみの場合には、以下のURLからお申込みください。 http://www.jamstec.go.jp/chikyu+10/registration.html |
5.取材申し込み先 | : | 海洋研究開発機構 経営企画部 報道室 TEL:046-867-9198 申し込み:FAXもしくはメール FAX:046-867-9195 、メール:press@jamstec.go.jp 本ワークショップ全般についての問合せ先: 地球深部探査センター企画調整室次長 倉本 真一 TEL:045-778-5811 |
6.主催 | : | 独立行政法人海洋研究開発機構 |
7.後援 | : | 文部科学省、日本学術会議、日本地球惑星科学連合、日本地質学会、日本地震学会、石油技術協会、地球環境史学会、日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)、各国PMO(Program Management Office、IODP支援事務局) |
※1 統合国際深海掘削計画(IODP: Integrated Ocean Drilling Program) 日・米が主導国となり、平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクト。現在、欧州(18カ国)、中国、韓国、豪州、インド、NZ 、ブラジルの26ヶ国が参加。日本が運航する地球深部探査船「ちきゅう」と、米国が運航する掘削船ジョイデス・レゾリューション号を主力掘削船とし、欧州が提供する特定任務掘削船を加えた複数の掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行う。