プレスリリース＜海洋研究開発機構

プレスリリース

2013年 11月 7日
独立行政法人海洋研究開発機構

「南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト」キックオフシンポジウムの開催
及び地域研究会の立ち上げについて

独立行政法人海洋研究開発機構（理事長　平朝彦）地震津波・防災研究プロジェクト（プロジェクトリーダー　金田義行）は、近い将来の発生が危惧される南海トラフ広域地震による地震・津波災害の軽減に貢献するため、大学や地方自治体等の関係者と連携し、今年度から8年間の特別研究である文部科学省委託研究「南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトは、最先端の研究成果を実社会における防災・減災対策に役立たせることを念頭に、南海トラフ広域地震による被害が予想される各地域のコミュニティとの連携を進め、地域防災力の強化に貢献することを目標の一つとしております。

その一環として、このたび下記のとおり、このプロジェクトについて各地域の皆様に広く知っていただくためのキックオフシンポジウムを開催するとともに、地域ごとの課題抽出や防災・減災対策の検討を進める場として、四国、九州、関西、東海の4地域において地域研究会を立ち上げることとなりましたのでお知らせします。

記

<キックオフシンポジウムについて>

1．主催：: 文部科学省、独立行政法人海洋研究開発機構
2．開催地域：: （1）四国、（2）九州、（3）関西
（東海地域については、本年9月に開催済）

3．開催概要

（1）四国

1)日程：: 平成25年11月15日（金）13:00-15:00　開場12:30
2)会場：: かがわ国際会議場
香川県高松市サンポート2-1高松シンボルタワータワー棟 6階

3)プログラム：
13:00-13:10	開会挨拶（今村　努：海洋研究開発機構　特任参事）
13:10-14:00	講演1「南海トラフ巨大地震への備え～南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトの概要～」（金田義行：海洋研究開発機構　プロジェクトリーダー）
14:00-14:50	講演2「香川県と四国の地震津波防災の課題」（白木　渡：香川大学危機管理研究センター長・教授）
14:50-15:00	閉会挨拶（福和伸夫：名古屋大学減災連携研究センター長・教授）

（2）九州

1)日程：: 平成25年11月19日（火）13:00-15:00　開場12:30
2)会場：: ホテル福岡ガーデンパレス
福岡県福岡市中央区天神4-8-15

3)プログラム：
13:00-13:10	開会挨拶（今村　努：海洋研究開発機構　特任参事）
13:10-14:50	講演「南海トラフ巨大地震への備え～南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトの概要～」（金田義行：海洋研究開発機構　プロジェクトリーダー）
14:50-15:00	閉会挨拶（福和伸夫：名古屋大学減災連携研究センター長・教授）

（3）関西

1)日程：: 平成25年11月20日（水）13:00-15:00　開場12:30
2)会場：: ホテルプリムローズ大阪
大阪府大阪市中央区大手前3-1-43

3)プログラム：
13:00-13:10	開会挨拶（森澤敏哉：文部科学省研究開発局　地震・防災研究課長）
13:10-14:00	講演1「南海トラフ巨大地震への備え～南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトの概要～」（金田義行：海洋研究開発機構　プロジェクトリーダー）
14:00-14:50	講演2「東日本大震災を踏まえて、南海トラフ巨大地震の復興を考える」（牧　紀男：京都大学防災研究所　准教授）
14:50-15:00	閉会挨拶（福和伸夫：名古屋大学減災連携研究センター長・教授）

4．参加申込（当日参加も可・入場無料）

一般の方は、お名前、ご所属、人数を明記のうえ、下記の運営委託事業者までEメールにてお申込みください。

キックオフシンポジウム運営委託事業者　株式会社メディアアトリエ

（1）四国開催への申込　sympo_shikoku@mediatelier.com
（2）九州開催への申込　sympo_kyushu@mediatelier.com
（3）関西開催への申込　sympo_kansai@mediatelier.com

5．取材申込

取材を希望される報道関係の方は、事前に社名、取材を希望する開催地域（四国／九州／関西）取材者全員の氏名、当日の連絡先、テレビカメラの有無について、Eメールにて、下記の申し込み先まで平成25年11月11日（月）までにお知らせください。なお、当日は社章（腕章）・社員証を忘れずに持参してください。

（キックオフシンポジウム取材申し込み先）
独立行政法人海洋研究開発機構　広報部　報道課
Eメール：press@jamstec.go.jp

<地域研究会について>

1．趣旨

文部科学省委託研究「南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト」の一環として、南海トラフ広域地震による被害が予想される四国、九州、関西、東海の各地域において、地域研究会を立ち上げます。地域研究会は、地方自治体の防災担当者、ライフライン事業者、プロジェクト研究者等からなる研究会で、地域の防災・減災力を強化することを目的に、地域ごとの課題抽出やそれへの対策の検討などを行います。最先端の研究成果を各地域の防災・減災対策に反映させるべく、各地域からの防災・減災対策に関する提案を受けて、各地域に特化した議論を展開する予定です。

2．開催概要

8年間のプロジェクト期間において各地域において地域研究会を定期的に開催し、各地域のコミュニティにおける連携の強化と地域に適合した防災・減災力の構築に資するため、参加メンバーに関わる実情を踏まえた議論を積み重ねてまいります。

第1回の地域研究会は以下の日程等で開催し、「南海トラフ広域地震防災研究プロジェクト」の概要や、各地域における論点整理及び今後の進め方等について議論する予定です。

（1）第1回四国地域研究会