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プレスリリース

2013年 11月 29日
独立行政法人海洋研究開発機構

新型無人探査機機体名称の決定について

独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平朝彦)は、新しく開発・建造した新型無人探査機について、広く一般の皆様の認知を促し、当機構の活動に一層の理解と親しみを持っていただくことを目的に、機体名称の一般公募を実施しておりましたが(平成25年8月9日既報)、このたび、名称が決定しましたのでお知らせいたします。

1.決定した機体名称
「かいこう Mk-Ⅳ」(かいこう マークフォー)
2.募集、選考の経緯等
別紙1の通り
3.諸元・特徴など
別紙2の通り

   

別紙1

新型無人探査機機体名称の決定について

1.一般公募の実施
(1)募集期間
平成25年8月9日(金)~平成25年10月20日(日)(72日間)
(2)募集方法
新型無人探査機の完成予想図、諸元、及び特徴等をホームページ上に公開し、機体名称案を公募した。
(3)応募件数
785件(475種類)
2.新型無人探査機機体名称選考会による名称選考
(1)選考会開催日
平成25年11月6日(水)
(2)選考方法
一般公募により寄せられた機体名称案をもとに、選考会メンバーの合議により、機体名称候補を決定した。
(3)選考理由
「かいこう」はランチャー及びビークルで構成されており、ビークルは、1995年に建造された初代「かいこう」以降、「かいこう7000」、「かいこう7000Ⅱ」と代替機においてオペレーションを実施し多くの研究成果をあげてきた。今回の一般公募においても「かいこう」に関連する名称を継続的に使用する案が複数応募されており、初代から4代目のビークルであることから「Mk-Ⅳ」を付した「かいこうMk-Ⅳ」が日本の海洋研究開発の新しい時代を切り拓いていく新型無人探査機にふさわしい名称と考えられる。
なお、旧システムから継続使用のランチャーと新ビークル(「かいこうMk-Ⅳ」)を含めたシステム全体を「かいこう」と称する。

別紙2

機体名称を一般公募した新型無人探査機
名称「かいこうMk-Ⅳ」
図1

新型無人探査機の諸元・特徴など

最大潜航深度 7000メートル
重量 約6トン
大きさ 長さ約3メートル×幅約2メートル×高さ約2.6メートル
調査観測機器 ・広角魚眼テレビカメラ
・広角ハイビジョンテレビカメラ
・高画質スチルカメラ
・各種観測機器をスキッドに搭載可能
ペイロード 300キロ以上
試料採取能力 大出力7自由度油圧マスタースレーブ方式マニピュレータ2式
(最大取扱荷重約250キロ)
推進方式 油圧スラスター
(下降、上昇最大推力約600キロ)
その他 母船:深海調査研究船「かいれい」
(無人探査機「かいこう」のランチャーを使用)
新型無人探査機「かいこう Mk-Ⅳ」による探査のイメージ
図2

お問い合わせ先:

独立行政法人海洋研究開発機構
(「かいこう Mk-Ⅳ」について)
海洋工学センター 海洋技術開発部 海洋基盤技術グループ
グループリーダー 大澤 弘敬 電話:046-867-9384
(命名・披露式について)
広報部 広報課 満澤 巨彦 電話:046-867-9070
(報道担当)
広報部 報道課 菊地 一成 電話:046-867-9198