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プレスリリース

2017年 9月 20日
国立大学法人東京大学大気海洋研究所
国立研究開発法人理化学研究所
国立研究開発法人海洋研究開発機構

スーパーエルニーニョの急激な終息の引き金を引いたのは
赤道を旅する巨大な雲群マッデン・ジュリアン振動(MJO)
~スーパーコンピュータ「京」×新型超精密気象-海洋モデル~

東京大学大気海洋研究所の宮川知己特任助教、佐藤正樹教授、理化学研究所計算科学研究機構の八代尚研究員、海洋研究開発機構の鈴木立郎技術研究員、建部洋晶主任技術研究員からなる共同研究チームは、雲の生成・消滅を詳細に計算できる全球大気モデルNICAMに、日本の代表的な全球気候モデルMIROCの海洋部分を連結させた超精密気象—海洋モデル「NICAM-COCO (NICOCO)」を開発し、熱帯域を東進する巨大な雲群マッデン=ジュリアン振動(MJO)と、東太平洋の海面温度が通常より高くなるエルニーニョ現象との相互作用の再現を可能にしました。これにより海洋の変動が活発な状況でのMJOの予測精度が向上した他、観測史上最大のスーパーエルニーニョ(1997年—1998年)が急激に終息した原因がインドネシア多島海付近のMJOにあったことを実証しました。

本研究の成果はMJOとエルニーニョが引き起こす地球規模の大気変動の動向の早期把握に繋がるため、日本付近の季節予報や台風発生予測の精度向上に貢献することが期待されます。

詳細は東京大学のサイトをご覧下さい。

国立研究開発法人海洋研究開発機構
広報部 報道課長 野口 剛
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