プレスリリース
2021年 10月 25日
地球電磁気・地球惑星圏学会
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学
国立大学法人東京大学地震研究所
地球電磁気・地球惑星圏学会
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学
国立大学法人東京大学地震研究所
西之島山体の内部構造を解明
~世界で初めてドローンを使った空中磁気探査を火山島で実施~
国立研究開発法人海洋研究開発機構と国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学と国立大学法人東京大学地震研究所などによる研究グループは、2019年9月に西之島上空でドローンを使った空中磁気探査を実施し、西之島上空の地磁気の強さ(全磁力)の分布を解明しました。その結果、西之島周囲に顕著な磁気異常を発見しました。この磁気異常は磁化が強い2つの領域(火口を取り囲むドーナツ状の領域と島の北東に位置する帯状の領域)によって形成され、これらは1973―1974年の噴火に関連していると考えられます。
ドローンを船舶から海洋の火山島に飛ばして空中磁気探査を実施したのは、世界で初めての例です。今後、ドローンを使った全磁力測定を繰り返すことによって西之島内部の磁化構造の変化を検出することにより、将来の火山活動の予測への応用が期待されます。
詳細は地球電磁気・地球惑星圏学会のサイトをご覧ください。
- 国立研究開発法人海洋研究開発機構
- 海洋科学技術戦略部 報道室