日本の海洋保護区

海の生物多様性を保全するための新たな世界目標が「30by30」です。「30by30」は、2030年までに世界の海と陸の少なくとも30%を保全することを目標にしています。2020年時点で、日本では海の13.3%を保護地域として設定しましたが、「30by30」を達成するために、新たな保護地域の設定に取り組んでいます。

海の生物多様性を保全するために、
重要な場所はどこ?

日本を取り囲む海は、沿岸の浅海から水深7,000m を超える海溝の深海、南北に広がる亜熱帯から亜寒帯の気候など、実にさまざまな姿を有しています。生物多様性の姿も、これらの海によって大きく異なるため、3つの場面に分けて「重要度の高い海域」を設定し、保全対象海域を選定しています。

気候変動による影響