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機能・設備

氷海域という特殊な環境で、高精度な観測・研究を行うための特別な機能・設備についてご紹介します。

ボタンにマウスポイントを重ねてクリックすると機能・設備が見られます。

ラジオゾンデ・係留気球などによる気象・大気観測

ラジオゾンデの放球によって、海上上空の気圧、温度、湿度等の機動的な観測を実施します。また係留気球を用いた温室効果ガスなどの詳細な大気化学成分を調査します。

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ドップラーレーダーによる降雨・降雪観測

海上に発達する雲に電波を発射し、雲の中の風向・風速や雨滴・雪片の降水速度・量の観測を実施します。

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自律型空中・海中観測ドローンによる非破壊の海氷観測

北極海海氷域において、空中・海中の双方から非破壊で海氷の観測を実施します。氷の厚さや形状、海氷下の海洋環境・生物なども把握可能な技術の実現を目指します。

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海底サンプリングシステムによる堆積物の採取

北極海の数万年前からの環境の復元を可能とする海底堆積物を攪乱することなく柱状に採取し、物理・化学・生物学的な性状を把握します。

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係留系による定点観測

海氷が存在する冬季を含む通年での海洋物理・化学・生物学的時系列データを取得するための係留系による定点観測を実施します。北極域研究船は、係留系の設置回収を行います。

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CTD採水システムによる海洋観測

表層から海底までの水温・塩分を測定するとともに、採水により、海水中の二酸化炭素や栄養塩・微量金属・プランクトンなどの観測を実施します。

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音波探査による海底地形や生物資源調査

音波を用いた海底地形の調査や海洋生態系を理解するための生物資源調査を実施します。

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船体構造の応答モニタリング

安全な操船や効率的なメンテナンスに活用するために、砕氷等によって船体に生じるひずみ等のデータを測定します。

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無人探査機による海底探査

無人探査機を運用し、海中・海底において海底地形や堆積物・底生生物のモニタリング・試料採取、映像取得などの探査を実施します。

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ヘリコプターの運用

遠く離れた北極域における安全確保や海氷等観測のため、ヘリコプターの運用機能を有します。

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ムーンプールを用いた安定的観測

本船中央付近に「ムーンプール」という開口部があります。海氷漂う氷海域において、この「ムーンプール」から、海氷の影響を受けずに、CTD採水システム等の観測機器の安定的な運用を実現します。

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環境負荷を抑える工夫
デュアルフューエルディーゼル(DFD)発電機

北極海で活動する研究船として、脆弱な北極域の環境に配慮するため、現時点で世界初となる液化天然ガス( LNG )燃料を使用。舶用燃料油と液化天然ガスの二元燃料の使用が可能となるデュアルフューエル(DFD)発電機を搭載します。
発電機の構成は以下の通りです。
ディーゼル 約5,200kW x 3、デュアルフューエルディーゼル(DFD) 約2,400kW x 1

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氷海に浮かぶ北極域研究所

北極域で採取・収集したサンプルやデータをすぐに分析・解析できるように、本船には十分なラボスペースとネットワーク環境を整備します。

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