2025年8月29日

  • みらいMR25-04は全観測を終了し、8月28日12時(日本時間29日5時)にダッチハーバーに入港。入港前にはクジラの群れがお出迎え!
    みらいの航海は、MR25-04時系列観測からMR25-05C北極海観測へとバトンタッチします。

  • (野口)

2025年8月28日

  • みらいMR25-04では、海の「炭素の流れ」を追跡する観測を実施。
    漂流型セジメントトラップでは沈降粒子を、現場ろ過観測では海水中の粒子を採取。
    この2つを組み合わせて、表層から深層へと運ばれる物質の実像に迫ります。

  • (野口)

漂流式セジメントトラップ
現場ろ過と濾紙

2025年8月25日

  • みらいMR25-04は、本航海最後の観測点Ocean Station Papa(50°N/145°W)に到着。
    北太平洋東部のアラスカ湾にあるこの定点は、1950年代から続く海と大気を観測する世界で最も歴史ある海洋観測ポイントです。

  • (野口)

2025年8月21日

  • みらいMR25-04は、St.10 (50°N/160°W)にて採水やプランクトンネット観測を実施。
    写真は、ORIネットで水深660mから表層までの傾斜曳きにより採取したプランクトンや魚です。
    これらを陸上に持ち帰り分析することで、深海の生態系の謎に迫ります。

  • (野口)

ORIネット観測

2025年8月19日

  • みらいMR25-04では、むつ市立関根小学校と船上をライブでつないで、海洋STEAM授業を実施!
    短い時間でしたが、小学生のみなさんからの質問と「観測航海を頑張ってください!!」の応援、嬉しかったです。

  • (野口)

関根小学校
MIRAI-STEAM

2025年8月18日

  • みらいMR25-04は、St.9 (47°N/170°W) でCTD採水やプランクトンネット観測を実施。
    ここで現れたのは...「流氷の天使」「流氷の妖精」と呼ばれる裸殻翼足類クリオネ(ハダカカメガイ)。
    ふわふわ舞う姿に、研究者たちも思わず見入ってしまいました。

  • (野口)

クリオネ

2025年8月17日

  • みらいMR25-04は、St.7(47°N/180°E[180°W])でCTD採水やプランクトンネット観測などを実施。
    ここではJAMSTECで開発中の「採水自動化装置」を試験導入!
    人vsロボット、採水の腕前は...?

  • (野口)

2025年8月12日

  • みらいMR25-04は、St.5 (50°N/165°E)で採水やプランクトンネット観測を実施。
    霧に包まれがちな観測点K2(47°N/160°E)とは異なり、風もなく日差しが心地よい穏やかな海況でした。
    夜には流れ星も見ることができました。

  • (野口)

プランクトンネット

2025年8月11日

  • みらいMR25-04は、観測点K2(47°N/160°E)での5日間の観測を終え、St.5(50°N/165°E)へ航走中。
    現在の外気温13℃、海水温14℃。北上するにつれて晩秋のような寒さに。
    写真はK2で朝の光が差し込み始めた頃。幻想的な光景が広がっていました。

  • (野口)

2025年8月9日

  • みらいMR25-04は、観測点K2で時系列ハイブリッド係留系を再設置。
    複雑な海底地形の中、目標ポイントに正確に設置できるのは船の熟練クルーの技! 回収は2027年4月を予定。
    どのようなサンプル・データが得られるのか楽しみです!!

  • (野口)


2025年8月8日

  • みらいMR25-04は、北太平洋亜寒帯の測点K2 (47N/160E) にて観測中。
    この海域は、特に夏から秋にかけて「海霧」が多発します。
    これは、暖かく湿った空気が冷たい海水に接することで冷やされ、水蒸気が凝結するからです。

  • (野口)

海霧

2025年8月6日

  • みらいMR25-04は、観測点K2(47°N/160°E)にてハイブリッド係留系の回収を行いました。
    係留系観測から得られた情報を読み解くことで、地球の炭素の流れや未来の気候変動の理解が深まることが期待されています。

  • (野口)


2025年8月3日

  • みらいMR25-04は次の観測KNOT(44°N/155°E)に向け航走中。
    途中、 の放球を行いました。
    気球に搭載された気象観測用小型装置で、地上から高度約30kmまでの温度・湿度・気圧・風向・風速を測定し、データは無線で送信されます。

  • (野口)


2025年7月31日

  • みらいMR25-04は、観測点 #KEO にて昨年11月に設置したセジメントトラップ係留系の回収を実施。
    このセジメントトラップで収集した沈降粒子を解析することで、海洋生物たちが大気中のCO2を深海に運ぶ仕組みや、その変化を明らかにすることができます。

  • (野口)

KEOセジメントトラップ

2025年7月30日

  • みらいMR25-04は、次の観測点「KEO」(32.5°N/144.5°E)へ回航中!
    KEOでは「セジメントトラップ係留系」という観測装置の入れ替えを予定。
    今日は甲板で、係留系に使う“ガラス球”をずらりと並べて連結する作業を行いました。
    快晴の中、汗だくです!

  • (野口)

ガラス玉作業

2025年7月28日

  • みらいMR25-04は本日、釧路沖の観測点CTでCTD採水とプランクトンネット観測を実施しました。
    外気温は約22℃で、陸より涼しく感じます。
    写真はXCTDという海の水温や塩分を測る装置。
    ランチャー(専用の筒)に入れて船から投入すると、リアルタイムでデータが得られます。

  • (野口)

XCTD

2025年7月25日

  • みらいMR25-04は、7月24日16時にむつ市関根浜を出港しました。 「 」は、12月に退役を予定しています。 岸壁では、むつ市民の方々をはじめとする多くの方々が、「ありがとう みらい」の横断幕や小旗を掲げて見送ってくださり、胸が熱くなる思いでした。

  • (野口)